TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

この記事は実は凄い? コロナ無力化「中和抗体」作成成功

 <コロナ無力化「中和抗体」作成成功>という見出しの記事がでていた。2021年5月18日(火)の夕刊(朝日新聞)の記事だ。新型コロナウイルスのワクチン接種が日本では遅れている。私は幸い人も6月4日に、ファイザーワクチンの接種予約が取れた。私より2歳年下の連れ合い(72歳)の場合は接種券発送が遅れて,5月28日頃になりそうだ。そもそもワクチン接種は抗体を取得が目的であろう。件の記事の「中和抗体」作成成功ならば、ワクチンにとって代わるのではないだろうか?これが臨床応用できるのならば朗報以外のなにものでもない。こんな小さなな記事ではなく、トップニュースになるのではないか?記憶と記録のためにまとめておく。瀬川茂子さんという記者の署名記事だ。

 <広島大や京都大などのチームが、新型コロナウイルスを無力化する「中和抗体」を人工的に効率よく作ることに成功した(との記事だ)。>
<変異ウイルス(変異株)は感染力が増したり、ワクチン効果を低くしたりする恐れがあるが、変異株についても効果を確認した。治療薬開発につなげることを目指す。
 新型コロナに感染して回復した患者の血液には、免疫細胞が作る抗体と呼ばれるたんぱく質ができる。中和抗体は、ウイルスが細胞に侵入するのをブロックして感染を防ぐ抗体だ。中和抗体を人工的に作れば治療薬に使えるため、世界中で開発が進められており、海外では緊急使用が認められたものもある。
 チームは、回復した患者を分析し、軽症者に比べて重症者のほうが中和抗体を獲得する率が高いことを確認した。重症者4人の血液から、中和抗体を作る免疫細胞の候補を選びだした。
 選んだ免疫細胞から抗体を遺伝子を取り出して増幅し、抗体を人工的に作った。この人工抗体から、最初に感染拡大した「武漢型」のウイルスに結合する力が強いものを選んだ。その97%は、感染力を増したとされる英国株にも結合することがわかった。ワクチンの効果を下げることが懸念されている南アフリカ株にも63%が結合した。英国株、南アフリカ株に結合する抗体は、少量でも中和抗体として効果がsることを確認した。人工抗体を作るプロセスそれぞれに工夫を重ねたことで、10日ほどで抗体を作ることができるという。今後は感染力が高い懸念があるインド株に対する中和抗体も作りたいとしている。
 広島大の保田朋波流教授は「数人の提供者の血液があれば、中和抗体を10日程度で作製ることが可能になった。重症化予防や重症患者の治療薬の開発につなげたい」と述べている。>

<コメント> この記事はなんなんだ。本当ならこんな片隅の記事ではないだろう。ともあれ、記録としてとどめておく。保田教授は、上記の中和抗体について、既にYuTubeでも話しているのを聞いた。昨年、トランプ大統がコロナウイルス患者から採取した「抗体」を注射する療法を行っていた。同様の概念であろう。今後の展開に期待したい。