TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

モデルナとアストラゼネカのワクチンを政府が承認」ー新型コロ唸ウイルスワクチンの話題から」

 新型コロナウイルスワクチンの日本での接種は欧米に比べるとだいぶ遅れている。ワクチン入手の遅れもあるようだ。先日、モデルナのワクチンが、製造したベルギーの工場からか関西空港に到着したことが報道されていた。

 米モデルナと英アストラゼネカが開発した二つの新型コロナウイルスワクチンについて、厚労省の専門部会は、5月20日夜、国内での製造販売を承認することを了承した。5月21日に正式に承認される見込みだ。モデルナ製は、5月24日から、東京都と大阪府に設置する大規模接種センターなどで使う予定だが、アストラゼネカは使い道が決まっていない。

 ■新型コロナウイルスワクチン
 (1)ファイザー製 9700万人分
(2)モデルナ製 5000万人分
(3)アストラゼエネカ製 6000万人分
(4)米ノババックス製 7500万人分(承認申請前 2022年初頭から予定)

 アストラゼネカ製のワクチンは、「ウイルスベクター」を使うタイプ。4週間の間をおいて、2回筋肉に接種する。2~8度で冷蔵保存できる。冷凍の必要はない。アストラゼネカ製の接種が進んでいる欧州では、頻度は低いが接種後の副反応として「血栓症」が報告されている。
 モデルナ製はファイザー製と同じ「mRNA」という遺伝物質を使っている。筋肉内に4週間の間を置いて、筋肉内に2回接種する。mRNAは壊れやすため、零下20度程度で冷凍保存する必要がある。

 ■ファイザー製ワクチン「冷蔵で1ケ月」保存が可能に■
 ファイザー製のワクチンは、3週間の間を置いて、筋肉内に2回接種する。これまで、零下75程度で半年の保存が、零下20度程度で2週間の冷凍保存が可能とされてきた。
 米食品医薬品局(FDA)はファイザー製のワクチンについて、解凍後に冷蔵庫で保存できる期間を5日から1ケ月に変更すると発表した。
 FDAは、このワクチンについて、緊急使用許可をだし、米国では12歳以上の接種が可能になっている。通常は零下80度から零下60度で冷凍保存する必要があるが、零下20度前後の場合には2週間までの保存が認められている。その後、解凍して使用する。
 今回、ファイザーは解凍したワクチンを冷蔵庫で1ケ月保存しても性能が安定していることいを示すデータを提出。FDAが検討した結果、解凍後、2~8度で保存できる期間jを1ケ月まで認めることにしたという。FDAは、「この変更によって、地域の医師らが、ワクチンを受け取り、保存して、接種することが簡単になる」との声明を出した。
 このワクチンについて、欧州医薬品庁(EMA)も、5月17日、冷蔵保存できる期間を5日~31日に変更している。(ワシントン外信より)

<コンメント> 解凍後に冷蔵庫で1ケ月も保存が可能ならば、使用が容易になるだろう。これまで、日本の接種会場でも、接種がキャンセルになるとワクチンを無駄に廃棄するとか、勿体ないので高齢者でない人に接種したとかで、物議を醸し出した。今後は、使いかたがだいぶ容易になると思う。