ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚労省は5月25日に開いた自治体向けの説明会で、現在は5日間としている解凍後の冷蔵保存期間を1ケ月に延ばす見通しを示した。対象年齢は現在の16歳以上を、12~15歳も認める方針だ。5月28日に、専門家の部会で正式に決める。冷蔵保管の延長と対象年齢の引き下げは、ファイザー社が新しいデータを厚労省に提出し、変更しても問題ないとしている。冷蔵保存できる期間が長くなれば輸送しやすくなり、余って廃棄するワクチンが減るとみられている。いずれの対応も海外ではすでに認められている。(朝日新聞朝刊)
一方、米モデルナ製のワクチンンも、12~17歳を対象とした臨床試験の結果、有効性と安全性が確認されたとして、この年代も接種対象とするように来月上旬にも、FDAに申請すると発表した。