TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「縄文遺跡群世界遺産へ」へのニュースに接して

 日本人の祖先は縄文人ということに言及した本を最近読んだ。一つは、芦原 伸君の「ラストカムイ」だ。この本の中で、北海道のアイヌと沖縄の琉球人共に縄文人であるとの仮説を、芦原さんが提唱していた。この本に触発されて、『新ウイルス物語』(日沼頼夫さん)を想起して読み返した。こちらは、ATLウイルスの感染の履歴から日本人のルーツを探るものだ。こちらも日本人の祖先と考えられるのは縄文人だった。鉄と稲作をもってきた弥生人よりもずっと古いのが縄文人だ。

 折も折、「縄文移籍群世界遺産へ― 北海道・北東北の17か所」というニュースが昨日から飛び込んできた。興味深いので、記憶と記録のために、朝日新聞の記事から概要をまとめておきたい。

 <ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に、国の特別史跡三内丸山遺跡」をはじめとした「北海道・北東北の縄文遺跡群」が登録される見通しとなった。7月16日から、オンラインで開かれる正解遺産委員会で最終的に判断される。登録されれば、紀元前の遺跡として国内初の世界遺産となる。

 ■縄文遺跡群とは
 北海道との青森・岩手・秋田の三県の17遺跡で構成される。
 (1)大平山元遺跡(青森県外ヶ浜遺跡):世界最古級の土器片が発見。
 (2)三内丸山遺跡青森市):大規模な集落跡で、祭祀・儀礼の発展がわかる。

 (3)大湯環状列石秋田県鹿角市):ストーンサークルを主体とした祭祀遺跡。
 これらの、遺跡群は人人が採集・漁労・狩猟で食料を得ながら定住を確立した過程を示し、農耕文化以前の人類のあり方や精緻で複雑な精神文化を顕著に示す物証だとして、日本政府がユネスコに推薦していた。(神宮桃子さんの記事から)

<コメント> 農耕文化以前の縄文人というのが興味深い。現在の日本人のルーツは、縄文人弥生人なのか、その混合なのか。追って調べてみたい。

 ■弥生時代とは
 弥生時代は、日本列島における時代区分の一つであり、紀元前10世紀ころから、期限3世紀ころまでにあたる時代の名称。採集経済の縄文時代の後、水耕農耕を主とした生産経済の時代である。