TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

矢倉沢往還についてー6月の三歩会の記録として

 三歩会という丘歩きの会で散歩やハイキング、軽い山歩きを楽しんでいる。新型コロナウイルスの三度目の緊急事態宣言が首都圏に4月に発令された。神奈川県もまん延防止対策地域に指定された。このために、4月2日以降三歩会は自粛していた。梅雨入りを目前に、満を持して久しぶりに山歩会を行った。場所は、小田急線の鶴巻温泉駅から秦野駅にいたる凡そキロくらいの丘歩きだった。鶴巻温泉駅北口から、北へ8分位進むと箕輪駅跡地に到着した。ここはかつて矢倉沢往還と呼ばれた道の駅なんだという。
 今回の三歩会は期せずして、矢倉沢往還という古道をあゆむ歴史散歩となった。民家裏道を国道二四六号にむけて歩くと、太郎の力石がある。少し戻ってさらに歩むと、神大杉(うもれ木)が脇にある。そこからに真竹の林の脇を歩むと、前夜の雨のためか道が濡れている。何やら、足元がムズムズすると思ったら、ヤマビルが靴のメッシュにひり込んでいる。矢倉沢往還は、住宅地にありながら蛭もいる。位置的には、弘法山の裏側に位置する。むしろ、弘法山に登り返して、吾妻山から鶴巻温泉駅に戻る道の方が低山ハイキングを楽しめたようだ。

 ■矢倉沢往還って何?■
 江戸時代に東海道脇往還として整備された街道である。主に物資の運搬や、大山、富士山への巡礼の道として利用された。ルートは江戸赤坂御門(赤坂見附)を起点として、青山、渋谷、三間茶屋を通り、瀬田、二子、そして多摩丘陵と相模野の中央を横切り、厚木、伊勢原、秦野、そして足柄峠を経て、沼津へと至る道である。このルートはまさに、いまの国道二四六号である。矢倉沢往還の起点から伊勢原煮到る道が国道として整備されたのであろう。