TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

藤田紘一郎さんが亡くなったことにふれて

 藤田紘一郎さん(東京医科歯科大学名誉教授)が亡くなったと新聞の訃報で知った。5月14日に誤嚥性肺炎で死去ある。81歳とのことだ。藤田さんは、私よりたった七歳年長なんだと知った。
 免疫の研究のために、寄生虫のサナダムシを飲み込んで自分のお腹の中で幼虫から10年間も育てたことがあるんだという。サナダムシというと大きくなるのでゾットする。かくいう私も群馬の田舎村で不潔な環境で育った。小学校の低学年の頃に、学校で「検便」というのがあり家で便をとってマッチ箱に入れて提出した。検査の結果、お腹に回虫が棲んでいるとわかると「サントニン」という駆虫薬を飲まされた。この薬を飲むと、腸や胆管に寄生していた回虫が麻痺して便と共に排出された。回虫でさえ手強いのにサナダムシをお腹にいれるなんて考えられない。
 藤田さんは、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学のが専門だ。「笑うカイチュウ」「清潔は病気だ」など、一般向けのする本もたくさん書いている。つい最近も、新刊が出ていたような気がする。藤田さんとは面識がなかった。本を探して読んでみたい。
 藤田さんには直接には会えなかったが、印象に残る「医人」の一人である。お世話になりました。