TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

子宮移植 容認を決定―日本医学会 慶大、臨床研究へ準備

「子宮移植 容認を決定―日本医学会 慶大、臨床研究へ準備」と言う見出しの記事が、2021年7月15日の朝日新聞・朝刊に出ていた。とても興味深いので記録する。

 日本医学会の検討委員会は7月14日、妊娠・出産を希望する子宮がない女性に対して、子宮移植を認める報告書をまとめあ。国内で実施例はないが、慶応大のグループが生まれつき子宮のないロキスター症候群の女性らを対象に臨床研究を計画している。
 国内で子宮がない女性は、子宮筋腫やがんで子宮を摘出した人も含め、20~40代だけで推計6万~7万。ロキスター症候群の女性は卵子を作る卵巣はあるが子宮や膣がなく、4500人に一人くらいの割合いで生まれてくる。
 報告書では、脳死の人からの臓器提供が移植医療の基本だと強調した。ところが、国内では脳死の人からの子宮の提供は臓器移植法で認められていない。そのために、少数の患者に限った臨床研究で、健康な人が子宮を提供する生体移植を容認した。
 報告書によると、子宮移植の報告は3月までに、16カ国で85例あり、40例で出産に至っている。(市野塊、神宮司美玲さんの記事)

 なんて凄い医療なんだろう。一方で、LGBTのかたで、子宮を持った女性の身体を捨てる人もいる。

 ■生体移植 双方にリスクも■
 子宮移植は養子縁組、代理出産に続く「第三の選択肢」として海外で2,000年代から試みられてきた。スウエーデンや米国で、40例の出産が報告されている。患者の救命とは異なる「出産」という目的のために、提供者が亡くなるリスクもある移植医療が許容されっるのか、という問題もある。