TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

もう日曜日、歌壇俳壇の日だ

「青大将紆余曲折を楽しめり(前橋市 荻原葉月)⇒ 大串章 選

 なんだか分からないが青大将は楽しんで生きてきたのか?

 俳壇から歌壇に移る。

<ガラス戸に「いらっしゃいませ」の文字残り閉店ながき村の理髪屋(広島県府中市 内海恒子)>⇒ 馬場あき子選

 <角栄を文字で倒したひとがいた少し猫背の猫ビルの主(草加市 永吉謙一)⇒佐佐木幸綱永田和宏共選 ⇒ 今週は、立花隆さんを詠んだ歌が多い。

半藤一利立花隆の身罷りて昭和がますます遠くなりゆく(札幌市 仁和優子)>⇒ 高野公彦選: 殆どが社会詠が選ばれている。

<目覚めれば私は二十歳ゆっくりと十代最後の夢をみようか(富山市 松田わこ)>⇒ 永田和宏、馬場あき子共選:「二十歳になる誕生日を前に、十代最後の眠りにつく。心の内は見えないがドラマチックな感動がすばらしい」とのコメントをつけて、馬場さんがトップに選んでいる。

 意識して毎週毎週、朝日歌壇を読んでいると、選ばれている多くが、社会詠なのに驚く。香港で廃刊に追い込まれた「リンゴ日報」のことを詠んだ歌も多かった。

<学ぶべきはこれだと並んでみたかった「リンゴ日報」長蛇の列に(我孫子市 松村幸一)>
<こや孫に読ませんとして人々が購う最後の「リンゴ日報」(観音寺市 篠原俊則)>
 上記の2首は、永田和宏選である。
<「今日だけは泣かせてほしい」廃刊の蘋果日報の記者言いしとぞ(観音寺市 篠原俊則)>⇒ 馬場あき子選

 今週の一押しは、以下にする。

<ガラス戸に「いらっしゃいませ」の文字残り閉店ながき村の理髪屋(広島県府中市 内海恒子)>