８月１日（日）～８月７日（土）、上高地で過ごしてきた。贅沢な避暑であった。８月８日（日）からは二つの台風が折り重なるように日本列島を襲った。九州や広島や長野で大雨による土砂災害が起こった。被災地の方々のことを想うとこころが鬱屈してくる。８月８日に終了した東京オリンピック2020の余韻に浸る暇はない。こんな状況なので再び蟄居して過ごしている。
■国内の新型コロナウイルス感染者―重症者1646人■
国内の新型コロナウイルス感染者数は、８月17日、午後20時現在で、新たに１万9995人が確認された。厚労省によると、重症者は1646人（前日比43人増）で、5日連続で最多を更新した。死者は47人だった。
１日あたりの感染者数は東京都が4377人、前週の火曜日〔10日）より、1765人増えた。大阪、兵庫、愛知、熊本、大分でも、過去最多となっている。私の地元の神奈川県でも新たに2017人の感染が確認された。
■緊急事態ー13都府県に拡大■
菅首相は、８月17日、新型コロナウイルスの対応の特別措置法に基づく、緊急事態宣言の対象地域に8月20日から、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の７府県を追加すると決めた。8月31日が期限だった東京、大阪など6府県も含めて期限を9月12日とし、宣言地域は13都府県に拡大する。
宣言に準じた「まん延防止等重点措置」について、８月20日から、宮城、山梨、富山、岐阜、三重、岡山、広島、香川、愛媛、鹿児島の10県を追加して、合計16道県となる。期限は9月12日まで。
■変異ウイルス株■
・アルファ株：英国で見つかった
・ベータ株：南アフリカで見つかった
・ガンマ株：ブラジルで見つかった
・デルタ株：インドで見つかった
WHOによると、デルタ株は2020年にインドで報告されて、2021年4月以降にインドでの爆発的な感染の拡大の原因と一つとみられている。
デルタ株はウイルスの突起の部分にあたる「スパイクたんく質」の遺伝子に「Ｌ４５２Ｒ」「Ｐ６８１Ｒ」などの変異があり、感染力が高まっているとされている。国内のデルタ株の感染力は、従来のウイルスより1.87倍、アルファ株より1.3倍も高まっているとされる。
国立感染症研究所が８月11日に示した推計では、首都圏ではおよそ95％、関西の3府県でも84％がデルタ株になっているとみられる。
