「菅首相、総裁選出馬せず」のニュースがとびこんできた。９月29日に行われる自民党の総裁選に現総理の菅さんがでないと表明した。ということは、首相退陣である。昨年9月に、長期政権の安倍さんの体調不良による退陣に伴い、後継総裁となった。あれから1年が経過した。新型コロナウイル感染の拡大の中での就任であった。そして、新型コロナウイルス感染の終息の目途はたたない。その間に東京オリンピック及び東京パラリンピックは開催となった。いろいろな批判の中でオリンピック開催は苦渋の選択であったろう。オリンピックをよしんば中止していたとしても新型コロナウイルス感染は今のように拡大していたのではないかと思う。対策はもちろん必須だが、ワクチン接種が進み、ある程度の時間がたち、獲得免役と自然免疫の効果が進んでこないと新型コロナウイルス感染は、「動的平衡」にならないのではないか。
ものにはそれにふさわしい「器」がある。菅さんは。１年という期間が「器」にふさわしかったのではないかと思う。
