TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一)と「生物と無生物の間」(川喜田愛郎)について

 福岡伸一さんの『動的平衡』(木楽舎,2009年)を読んでいる。福岡さんの本は、「生物と無生物のあいだ」(講談社現代新書、2007年)を、この本が出た直後に買って読んだ。分子生物学の入門的な読み物と思うので、読後に社の後輩に進呈してしまった。『動的平衡』そして、キャリー・マリス『奇想天外な科学者』を読んだので、「生物と無生物のあいだ」を再読したいと思って、稲城図書館にリクエストして検索した。  すると、「生物と無生物の間」という、川喜田愛郎さんの本がでてきた。こちらは、岩波新書(昭和31年、1956年刊)である。タイトルに、ーウイルスの話―という副題がついている。「間」が漢字表記名だけで、福岡さんの本と全く同じ題名である。こんなことがあるのだと驚いた。

■「生物と無生物の間」(川喜田愛郎)■
 川喜田さんの本は、第一部 ウイルス病の諸問題ー黄熱の研究史を中心に、第二部 ウイルス病の種々相、第三部 ウイルスとは何か、からなっている。第三部の 第八章 ウイルスとは何か―「ウイルスは生物か無生物か」が最後にある。そして、「むすび」となっている。

(更新予定)