TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「人生の目的は、品性を完成させること」としたら、それを求めよう

「人生の目的は金銭を得るに非ず、品性を完成するにあり」
 これは内村鑑三のことばです。

こんなフレーズの載っている本を読んでいる。
『がん哲学外来へようこそ』(樋野興夫著)を稲城図書館から借りてきて読んでいる。この本は、2016年2月20日発行の「新潮選書」だ。樋野さんが「がん哲学外来」を始めたのは、2008年だから、経過後8年後の本だ。さらに13年を経て2021年のいまも「がん哲学外来 は継続している。こんな医師に若い日に出あえたことは幸いであった。

 この本がどういう本かは「はじめに」に書いてある。以下に引用する。
<「がん哲学外来」は、2008年1月に順天堂大学医学部附属病院で開設されて以降、片活動の場を大学の外に広げた「対話」の場です。これまでの面談者数はのべ三千人。提唱者で担当医である私の予想をはるかに超えたスピードで広がり、現在は全国約八十カ所で行われるほどになりました。外来という名前ですが、料金は無料です。三十分から一時間ほど時間をたっぷり取った個人面談を通して、がんにまつわる様々な悩みを解消することを目的としています。これからお話していくように、悩みを解決するのではなく、解消するというのが「がん哲学外来」の特徴でもあります。>

 「がん哲学外来」は無料なんだという。病院内は、無理なので駅前の喫茶店でやっている。お茶の代金は相談者が支払うのであろう。なんで、このような「がん哲学外来」ができたのかは、本書の第4