TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

酒の功罪

 丸山健二という小説家は酒を飲まない人だ。硬質な文体のこの芥川賞作家は、世に出たのが大江健三郎の少し後だった。仙台の電波学園を出て、勤め人をしながら二十三歳で芥川龍之介賞をとった。幾つかの小説を好きで読んできた。しかし、荒唐無稽の物語はよんで感動するというものでもない。もう何十年も前田から恐らく故郷の信濃大町あたりに住んでいて広大な敷地に薔薇園を作って植物と近隣の動物たちと暮らしている人だ。もう80歳近いんだろうか。
 2年くらい前に、町田康さんの「しらふで生きる」という本(幻冬舎)を見つけて購入して二度ほど読んだ。読後に「しらふで生きる」ことを試みたが何時も続かないのが情けない私の現状だ。
 先週、22日に新宿で合気道稽古仲間のRTさんと久しぶりに痛飲した。75歳になるというのに夜中の12時過ぎにゴールデン街を訪れた。翌日は案の定、気分がよくなかった。23日~27日まあで禁酒した。身体も軽くなり気持ちも落ち着いてきた。やはり、酒は心身を乱すようだ。昨日は、合気道の稽古のあとで仲間5名とビールと焼酎を740㏄飲んだ。一人150㏄位の焼酎を飲んだことになる。帰宅して、30分休んだら落ち着いてきた。いずれにせよ、飲み過ぎのアルコールは身体、特に脳にあ悪影響を与えるのは確実のようだ。大学時代の友人の一人RB君が、アルコール性認知症になってしまった。昨年2020年10月末に、千代田線の千駄ヶ谷で待ち合わせて、明治神宮辺りを散歩したい―ここならコロナ禍でも大丈夫かなと思って―と約束した。しかし、彼は大手町で千代田線に乗れずに、JRで新宿に行ってしまった。私が、新宿に移動して会おうとした。しかし、新宿にいるのだが自分の居場所を説明できなくなってしまったのだ。これが認知症というものだ。他人ごとではない。こうなると酒の功罪の「罪」のほうだろう。もしかしたら、酒の「罰」なのかもしれない。先月は焼酎「コク芋」パックを台所において、毎日のように200㏄位を飲んでいた。気がついたら少ししか残っていなかった。家内のYTさんが棄ててしまったようだ。私の妻は「しらふ」で生きている。見習わないとないといけない。