TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルス国産ワクチンー開発状況(最近の情報のまとめ)

 新型コロナウイルス国産ワクチンの開発はどうなっているんだろう。気になるところだ。本日の朝日新聞にタイムリーな記事が出ていたので、記憶と記録のためにまとめる。
 モデルナは、オミクロン株について次のように言っている。①デルタ株に見られる感染力を高めると見られる変異、②ベータ株やデルタ株に見られる免疫から逃れることを促すと考えられる変異、の両方を持つとリスクを指摘した。米メディアによると、モデルナは11月28日、オミクロン株向けに改良したワクチンを、来年初めにも提供できる可能性があると明らかにした。

 ワクチン開発に関して、日本企業は最終段階の臨床試験(治験)に向かっているところだ。来年中の実用化を目指すところが多く、12月からの3回目の追加接種には間に合わない状況だ。国内では、製薬会社が異なるタイプのワクチンを昨年から開発している。

■日本企業の主なワクチン開発状況■(社名:タイプ:目標)
(1)塩野義製薬: 組み換えたんぱくしつタイプ:年内に治験を始め、今年度内の供給開始を目指す。
⇒チョット間に合いそうものないように思えるな。
(2)KMバイオロジックス:不活化ウイルス: 年内にも追加接種の治験を始め、来年中の実用化を目指す。
(3)第一三共: mRNA: 来年1月から追加接種の治験を始め、来年中の実用化を目指す。
(4)VLPセラピューティックス:自己増殖のmRNA: 10月に初期の試験を始め、来年中の実用化を目指す。
(5)アンジェス:DNA: 用量を増やして8月から治験をやり直している。

私のコメント: メッセンジャーRNAを用いた新型コロナウイルスワクチンは、文字通り遺伝子工学ワクチンである。分子遺伝学の進歩がこのようなワクチン開発を可能にした。従来のワクチン開発には、10数年わかかるとされてきた。モデルナ、ファイザーのワクチンもmRNAを用いたワクチンである。一方、中国やインドが開発たワクチンは、不活化ウイルスワクチンである。どのようにして、こんな短期間にワクチンを開発できたのだろうか。mRNAを用いたワクチン開発については、新型コロナウイルスが登場する前から、こうした方法でのワクチン開発研究が進められていたということなのだろう。日本では、ワクチン開発は儲からない(労多くして功少なし)から研究をやってこなかった付けが今回まわってきたということなのだろう。