TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝日俳壇と歌壇を読む

 歌壇の選者の一人の稲畑汀子さんが退任するんだという。

今週の俳壇かあら、お気に入りを探した。
<力抜く残る紅葉に触るる風(高松市 渡辺全子)>⇒稲畑汀子
<男でも女でもなし案山子かな(今治市 横田青天子)>⇒高山れおな選
<冬の蠅飽くなく日向貪りぬ(玉野市 勝村博)>⇒長谷川櫂
<冬の日や我人間(じんかん)の孤を愛す(船橋市 斉木直哉)>⇒大串 章選

俳句っって「人生の風景の切り取りの文藝」と感じた。上に引いた、どの俳句も秀逸だな。<冬の鳩飽くなく日向貪りぬ>という風景を昨日、新百合ヶ丘のシャッターの下りた店頭の稗陽だまりで見かけた。土鳩も暖かい陽だまりが好きなんだ。

 次に、歌壇を読む。
<親ガチャはハズレでごめん世渡りの下手な猫背は私に似ている(東京都 堀江昌代)>⇒高野公彦選
 啄木に、「世渡りの拙きことを密かにも誇りにしたる我にあらめも」という歌があった。これは、啄木の矜持の歌だったが、堀江さんの歌は素朴な個人詠である。
<ぼくだった一人称はオレになり小二の秋のポケットの石(奈良市 山添聖子)>⇒

永田和宏選: 山添さん、息子の葵君のことだね。よくわかる。小二どころか、五歳の孫の結一くんが、「オレ」って言ってたよ。
<猫舌の私にちょうどのカフェラテを飲み人生を考えている(富山市 松田わこ)>⇒馬場あき子選: 松田さん、大学生になったんだよね。人生を考える。今日の、「声」らんに面白い投書があった。「おとなになったらよい学校に行って。よい男を見つけて、結婚して幸せになってほしい」と、父親から言われて育った娘の投書だ。「お父さん、ごめんね、いま好きな女の子がいます」って。LGBTの現在なんだ。
<雨あがりの路面電車の敷石の夕映え恋し学生の街(宇陀市 池永肇志)>⇒佐佐木幸綱永田和宏共選:昔の神田か札幌か長崎か広島の街だろうか。こんあ風景が50年前にはありました。
今週の一押しは、

親ガチャはハズレでごめん世渡りの下手な猫背は私に似ている(東京都 堀江昌代)にします。