『整える習慣―心も体も楽になる』の著者の小林弘幸さんは、順天堂医院の内科医であると思う。精神科医ではない。この本は、「身の回り」「時間」「人間関係」「メンタル」を整える「ハウツー本」のようだ。名医直伝、自立井神経を整える,108の行動術ということだ。
(1)忙しいときほど「ゆっくり、丁寧に」やる
(2)「片ずける場所」を決める
(3)「新しい習慣」でリズムをつくる
(4)一日を振り返り、失敗を成功に上書きする
(5) SNSとの距離感を見直す・・・
以上のようなことが書老いてあるらしい。
私も、毎日の日録を書いているが、記録をつけないと『整えっられない」と感じている。
同じ日の新聞に、「色鉛筆を・・・死刑囚の訴え」という記事がでていた。
<償いのため続けてきた絵画のため、色鉛筆を使わせてーー。家族3人を殺害した奥本非章寛死刑囚(33歳)が、法務省の内規変更で今年から使用できなくなった色鉛筆を再び使えるように求めている。>
22歳だった奥本死刑囚は、2010年ん9い、宮崎県の自宅長男(当時5ヵ月)の首を絞め、妻(同24歳)と義母(同50歳9をハンマーで殺害した。
22歳で子どももいた彼に何があったのだ。「義母から子故郷や実家の両親を非難されたり、たたかれたりして悩んでいたといい、逮捕後に実家に宛てた手紙に「居場所がなかった。毎日が地獄だった」と書いていた。
新聞には、奥本さんの描いた、色鉛筆の可愛い絵が載っていた。こんなかわいい美しい絵かけるひとがなんで、自分の家族を殺害してしてしまったのだろう。
今回の、大阪の診療内科クリニックにおける放火殺人事件もそうだが、人のこころの闇に驚きと恐れと慄くばかりである。もはや、ドストエフスキーの『罪と罰』を超えている。「浅間山荘事件」だって微笑ましいくらいだ。ひとは、自らの『心と体を整える」必要があるのだ。