興味深い新聞記事を読んで心をうたれた。「Relighat（リライト）株式会社」を作って社長になっている市川加奈さん（28歳）の活動を知って驚いた。28歳といえば私はまだ社会人となって4年目だった。右も左もわからぬ馬鹿な若造だった。
市川さんは、日本のホームレス問題に取り組むために、「Relighat（リライト）株式会社」を2019年に立ち上げたのだという。2年前だからまだ26歳の時だ。会社では、1つには住居が無い人に寮付の仕事を紹介するサービス、もう一つは、身分証明が無くて家が借りられない人に会社で借りた物件を転貸、サブリースるする事業であるという。ホームレスというと、働けない怠け者との印象を持ちやすい。
＜日本では路上生活は自己責任だという考え方が、根強く行政の支援をあえて受けていないと思われています。でも、実際には支援について知らなかったり、集団生活に耐えられなかったりといった個別の事情がある。＞
市川さんがこのような分野で起業したのは「行政よりも柔軟に活動出来てきちんと収益化（マネタイズ）できれば持続的に活動できる」、と考えたんだという。
全くすごい若者が現れたものだ。
（記憶と記録のために、1月6日の朝日新聞朝刊記事から引用した）
