TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルス飲みくすりのことー興味深い記事から

 C型か肝炎ウイルスの薬として、かつてはインターフェロン注射しかなかった。それが、2016年頃から飲み薬、それも殆ど副作用もない飲み薬が次次に開発された。これにより、C型ウイルス肝炎はいまでは治る病となった。
 さて、新型コロナウイルス感染(オミクロン株)拡大が続くなかで、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が、日本でも医療従事者に次いで、65歳以上の高齢者を対象に2月から実行される。一方で、コロナウイルスに対する飲み薬も迅速な処方に向けて体制が整いつつあるようだ。本日(1月18日)の朝日新聞夕刊に、市野塊(東京科学医療部)が、興味深い記事を、「ウイルス増殖を抑制―5日以内の投与で効果」というタイトルの興味深い「取材記」を書いていた。記憶と記録のために概要を引用して記述する。

 <症者が使える新型コロナウイルスの飲み薬として、米メルク社の「モヌピラビル」が昨年末に特例承認された。さらに、岸田首相はファイザー社の飲み薬を今月2月に使えるようにすると表明した。

 この飲み薬は、どのようにして効くのだろうか?
<ポイントは、いずれの飲み薬も発症して5日以内の投与で効果が期待できることにある。薬は細胞に感染したウイルスの増殖を抑えるため、発症から時間が経ち、ウイルスが増えた後だと効果がおちるとされる。このため、発症後に迅速に検査し、診断と処方ができる体制をつくれるかが重要になる。>

早期診断で早期に投与が必須となるとなかなか難しいように思える。
<モヌピラビルが使えるのは、いまのところ、高齢者や肥満、基礎疾患のある人たちだ。感染した場合に重症化しやすいために、薬の投与が遅れて効果が得られなければ、深刻な事態を招きかねない。体調に変異があれば、すぐに検査をうけるように呼びかけることも重要になる。>

 上の記事を読むと、新型コロナウイルスの飲み薬も期待はできそうもない。