TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本『かくして彼女は宴で語る―明治耽美派推理帖』(宮内悠介)のこと

『黄金の女達』(小島信夫)を読み継いでいる。「12 ぼくは別人だ」まで」読んできた。縦糸が小泉八雲(ヘルン)であることは変わらないのだが、ここまでくるとゲーテやナポレオン、キップリング『ジャングル・ブックス』まで、何でも出てくる。博覧強記というか、小島さんの書きっぷりについてゆくのがやっとである。いや、ついていけない程だ。
 さて、今日は、気になる本として『かくして彼女は宴で語る―明治耽美派推理帖』(宮内悠介)のことに触れておきたい。これは幻冬舎の新刊で、ミステリーという分野らしい。ミステリーというものを私は読んだことがない。この本は副題に「明治耽美派」という言葉が出てくるように、木下杢太郎、石川啄木までが出てくるらしい。それで興味を持った。ここに記録しておいて図書館で借りて読んでみたい。

 明治といえば、一方で『風よあらしよ』も読んでいるのだが、大杉 栄、伊藤野枝、神近市子の三角関係の模様は想像を絶する。大杉 栄という男は何なんだろう?伊藤野枝も同じだ。読み通すのが嫌になってきた。