「コロナ飲み薬２種類目（ファイザー製）特例承認へ」の記事が朝日新聞朝刊（2022年2月11日）に載っていた。国内の軽症者向けの飲み薬はでは、米メルク社のラゲブリオに続いて2種類目だという。飲み薬が使えれば、こんないいことはない。記憶と記録のために概要をまとめておきたい。
＜薬を使えるのは12歳以上の重症化リスクのあるほとで、新しい抗ウイルス薬「ニルマトレルビル」を2錠、すでにある抗HIV薬「リトナビル」を１錠の計3錠を組み合わせて飲む。1日2回、5日間続ける。薬の成分の分解を遅らせるリトナビルの効果で、ニルマトレルビルの成分を体内にとどまらせてウイルスに作用させる。＞
この薬はまさにDDS（Drug Delivery Sysytem）を応用した薬である。一方、このDDSのしくみは、ほかの薬を飲んでいる場合には悪影響を及ぼし、重篤な症状を引き起こす恐れがあり、高血圧や高脂血症、不眠症などの薬を服用中だと使えない、だという。
（記事は市野塊さんの署名記事より概要を引用した。）
