TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『風よあらしよ』(村山由佳)を読み終えて思うこと

 『風よあらしよ』(村山由佳)を読み終えた。なんという本であろうか。読後に少し憂鬱になるよなるようなものだった。大杉栄伊藤野枝の凄まじいばかりの生き方に圧倒された。大杉栄のエネルギーと、その思想と行動にも圧倒されるばかりで、到底理解と共感の範疇を超えている。大杉は、ヨーロッパ(ロンドン?)で開催予定のアナーキスト大会に出席するため偽装旅券を取得して中国経由でヨーロッパに渡る。偽装旅券を取得するために、中国(北京かな?)にいたエロシェンコの協力も得ている。渡航資金は、有島武郎に援助を仰いでいる。大杉の渡欧している時に、有島は

(更新予定)

本を返却したので再度借りてから継続予定。

 

■甘粕事件とは■
 関東大震災直後の1923(大正12年)9月16日、無政府主義者アナキスト)の大杉栄と内縁の妻の伊藤野枝、大杉の甥の橘宗一(6歳)の三名が、憲兵特高課に連行され、憲兵隊司令部で憲兵隊大尉の甘粕正彦らにより虐殺され、遺体が井戸に遺棄された事件である。