TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」(信友直子監督)を観たいので書いておく

 認知症の母と、介護に当たる父の日常を描き、大きな反響を巻き起こしたドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」の続編となる、映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」が、3月25日から公開される。
 認知症と介護の映画と言えば、随分前(2013年)に、「ペコロスの母に会いに行く」が有名である。これは長崎在住の漫画家・岡野雄一の同名のエッセイ漫画を、岩松了赤木春恵の主演で映画化したものだった。認知症の母とバツイチの息子の心温まる日常を描いていた。
 私たちの場合は、認知症気味になって、ガスの消し忘れがあったことから義母を2009年頃に、特別養護老人ホームに入所して貰った経験に照らして、映画をみるたびに内心忸怩たる想いがあったのを想い起す。
 さて、「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~」は、前作以降を描いているらしい。2018年秋の前作公開直前に、お母さんは脳梗塞で倒れ入院したが、自宅に帰えることを渇望して懸命にリハビリに励んだという。一方、お父さんは母(つまり妻)の退院に備えつ、98才にして筋トレをを始めた。だが、お母さんに新たな脳梗塞がみつかり、コロナ禍で面会もままらない状態となる。最期の1年間は、「胃ろう」を選択せざるをえなかった。これがよかったのか悪かったのか、娘の信友さんは悩んでいる。そこに、介護経験のある知人の言葉「介護は、親が命懸けでしてくれる最後の子育て」が、訴えかけてくる。「人は皆、生きて、老いて、死んでゆくー。その営みにある美しさを象徴する映像です。」なんだって。(ミニコミ紙「定年時代、令和4年3月号、より上記の情報を得た。)

 「生老病死」という四文字熟語。三つの「病」まて、七五歳の齢を重ねた。あとは子供に死ぬ姿を見せてあげるのが、最期の子育て、であるだろう。つい七年前に九三歳の認知症になった義母を見送ったと思ったら、もう自分たちの順番が近づいてきた。やがて死ぬときのために、歩いて筋肉を鍛え、本を毎日読んでいる。