TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本のこと『リスクを生きる』(朝日新書)について

 合気道内田樹さん(神戸女学院大学名誉教授、哲学者)と岩田健太郎さん(神戸大学大学院医学研究科教授)の二人がまた本を出した。『リスクを生きる』というタイトルの本だ。朝日新書は、朝日新聞出版という会社なんだ。内田さんといえば、合気道の武道家現代思想家だろう。「哲学者」ってなんだろう。岩田健太郎さんは、亀田総合病院感染症専門医から、神戸大学教授(感染症専門)になったのだから、そちらを肩書で示したらわかりやすい。あえて、それを出さないのは、新型コロナウイルス感染症と関係なく、今の日本の社会に訴えかけるという本だろうか?「不条理な現実を生き抜く知の対話」というフレーズが広告に出ているから対談の本かも知れない。やっぱりそうだ。広告にこう書いてある。
<若年層の自殺率上昇、いじめと孤独、空洞化する教育、東京一極集中、人口減の衝撃。感染症が可視化させたこのリスク社会をどう生き抜くか。哲学者と医師のハードボイルドな対話。>
 大体、この本の趣旨のことはわかった。医師の岩田さんは今どうしているのだろうか。新型コロナウイルスが最初にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号で見つかった時に、岩田さんが視察しての発言は的確であったと思う。そのあと、岩田さんは医師としてどのように対処しているのだろうか?内田さんの活躍ぶりは目を瞠るばかりだ。大学院を出たばかりで、食えない時代に世田谷区辺りで、合気道の多田先生の元で合気道の稽古を始めた内田さんは、いまでは神戸で自分の道場まで持っている。一度、内田さんと一緒に稽古をしてみたい。
 標記の本を、今度、本屋で見てみることにしよう。