TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本「折れない言葉」(五木寛之)毎日新聞出版とデラシネ(難民)のこと

『折れない言葉』(毎日新聞新聞出版社)の広告を読んだ。読んでみたい。(1540円)

 さて、昨日(2022年4月13日)の朝日新聞朝刊のインタビュ記事「棄民の時代に」に五木寛之さんが出ていた。ロシアによるウクライナ侵攻に伴う難民に絡めて、五木さんが自らの12歳の時の朝鮮半島からの脱出の経験を語っていた。この話は作家としての五木さんの原点であるので、いろいろなところに書いているので読んで知っていた。

デラシネとは『流れ者』じゃない。捨てられた国民のことなんですよ。今の言葉だと、まさに難民です。これからの世界で、難民の問題がとても大くなっていくでしょう。どうも、デラシネ、根無し草というと流れもののような感じで、自分から故郷を出ていってフラフラしている人ってイメージを持つ人もいるんですが、全然違う。たとえば、スターリン時代に、まさにウクライナなどから、強制的に移住させられてシベリアに移っていった多勢の人たちもそうです。」

 上の記述を読むと、デラシネが根無し草っていうのとは、全く違うではないかと改めて知った。難民のイメージが、私たちには分からないんだと思う。今回のウクライナの難民のことが、ものすごい身近に見えてきた。