<新型コロナウイルスワクチン4種類目 「ノババックス製承認へ」 国内生産可能>という記事が朝日新聞朝刊(2022年4月19日)に乗っていた。ビックニュースなので、記憶と記録のために、ここでも記述しておきたい。
<米ノババックス社製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省の専門家部会は4月18日、承認を了承した。4月19日にも厚労省が正式に承認する。>
ファイザー・モデルナ・アストラゼネカと、短歌にも読まれた3種類についで4種類目のワクチンだ。こんどのワクチンは、「組み換えたんぱくワクチン」なんだという。従来のワクチンででは、アレルギー反応が起きる人にも使えるとされる。これまでの二種るい(ファイザー、のデルナ)は、mRNAを利用したのだから、どこがどのように違うのだろう。いずれにしても、不活化のワクチンを作る余裕はないのだから、遺伝子工学ワクチンではるのだろう。「組み換えたんく質ワクチン」は、ウイルスの表面にあるたんぱく質だけを合成したものを接種して、免疫のしくみを刺激するんだという。
<厚労省によると、承認されれば、5月23日の週から全国に配送し、未接種者への1,2回目だけでなく、3回目接種にも使う。対象は18歳以上で、未接種者は3週間以上空けて2回打つ。>
さらに、国内生産が可能なため安定供給にも期待がかかる。政府は昨年9月、国内での製造や流通を担う武田薬品工業と、約1億5千回分の供給を受ける契約を蒸しんでいるんだという。(市野塊さんの記事から)
■新型コロナウイルスワクチン比較■
(1)ファイザー(米) mRNA 5歳以上(追加接種 12歳以上) 3億9千万
(2)モデルナ(米) mRNA 12歳以上(追加18歳以上)2億1300万以上
(3)アストラゼネカ(英) ウイルスベクター 原則40歳以上 1億2000万回
(4)ノババックス(米) 組み換えたんぱく質 18歳以上 1億5000万回
▶ノババックス製ワクチンの特徴
このワクチンは、新型コロンスイルスの表面にある「スパイク」たんぱく質だけを工場で大量につくり、ワクチンにつかう。免疫のしくみを刺激するための「ァジュバント」と呼ばれる物質も含まれる。
この組み換えたんぱくしつワクチンは、別の病気の予防ですでに使われてきた。国内では、帯状疱疹ワクチンや、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンなどが承認されている。米国では季節性インフルエンザワクチンにも使われている。
▶副反応 注意深く見る必要
このワクチンは、昨年12月に、欧州連合(EU)での使用が認められ、WHOの「緊急使用リスト」にも採用されたが、米国ではまだ使用許可がでていない。
<コメント>
製造した米国ではまだ使用許可が出てないのに、EUで使用が認められて、日本の厚労省が使用を認めるというのがあるんだ。北里大の中山哲夫特任教授がこういっているんだと。
<「既存ワクチンも、広く使われて初めて、血栓症や心筋炎などごくまれな副反応がみつかった。実際使ってみてどうなるか、注意深く見る必要がある。」
私は、2月にファイザー製のワクチンの3回目接種を終えている。国内のワクチン接種率は2022年4月18日現在、2回目接種が全国民の約80%、3回目が約48%まで進んだ。
意外と、接種の率が進んでいないのだと知った。