TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

短歌(うた)は時代を表わして

「短歌(うた)は時代を表わして」の思いが強い。ロシアのウクライナ侵攻以降は、世相歌が戦争の色になってしまった。

 <「子どもらの未来の自由を守るため」男ら言いてキエフに残る(観音寺市 篠原俊則)>
<至言「歴史は繰り返さずに韻を踏む」ヒトラーせしことプーチンがする(京都市 森谷弘志)>⇒高野公彦選:

<向日葵と小麦の大地に春近し銃を持つ手に種は蒔けない(日立市 加藤 宙)>⇒永田和宏、馬場あき子共選:

<りんご5個持たせてくれた大家さん急にさよなら告げる私に(富山市 松田わこ)>⇒馬場あき子選:

<三度目(みたびめ)の過ちとなる瀬戸際に晒されている大戦と核(尾道市 森 浩希)>⇒佐佐木幸綱選:
<こんな時に不謹慎だと迷彩の服着る我を戒める母(三原市 池田桂子)>⇒佐佐木幸綱永田和宏共選:

⇒ どの歌がいいのか迷ってしまう。

ウクライナ見れば軍備は必要とこの友までが言いだすのかと(神奈川県 神保和子)

 上の歌を今週の私の一押しとしたい。飲み会の折に、「日本も核をもつべき」と声を大にする友人がいた。黙ってきいていたら私も同意見となってしまうのだろうか。被爆国の日本こそが、なんとかしなくてはいけないのだが、なにができるのか。

<馬の目も牛の目もやさし人間はさあどうでしょう続く戦争(高岡市 梶 正明)>⇒高野公彦選:この歌もとてもいいと思う。