TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「第15回わたくし、つまりNobody賞」に決まった荒井裕樹さんのこと

 「暮らしの哲学」を先日、南足柄の山の中で読んだ。その時に、若くして亡くなった池田晶子さんを偲んでご主人他が、「わたくし、つまりNobody賞」という賞を作ったというのを知った。そのことが、頭の中にあったら、早速、「第15回わたくし、つまりNobody賞」に決まった荒井裕樹さんのことが朝日新聞夕刊(2022年5月11日)に出ていた。興味を惹かれたので、概要を引用したりして,まとめておきたい。

<著書『まとまらない言葉を生きる』が反響を集め、本紙朝刊文化面でもコラムを連載中の障害者文化論研究者、荒井裕樹さん(41)が、エッセイスとの故・池田晶子さんを記念した「第15回わたくし、つまりNobody賞」に決まった。先月、4月22日、東京都内での表彰式で講演した。>

 池田晶子さんは、哲学者であるが、その思索の足跡をエッセイ風にかいてきたので、エッセイストというのだろうと思った。荒井裕樹さんのことも私はしらなのだが、・・。

 <障害ある人々の自己表現をテーマに研究を始めて約20年。国や社会に異議申し立てをした運動家とも深くつきあい、「自身の痛みと向き合い続けていたら、大きなものに歯向かわざるをえなくなった」人生の軌跡に接してきた。>

 荒井さんの研究というか仕事に興味をもった。ここ数年、ハンセン病の来歴に関心をいだいてきたが、荒井さんはその辺を仕事にしてきた人と知った。

<障害者一人ひとりの生は多様なものだ。耐え難い迫害と苦しみがある。友情や恋愛や心温まる時間も存在する。その全体像に迫ろうと試行錯誤を重ねてきた。>

 荒井さんの本を是非とも読んでみたくなってきた。この記事は、藤生京子さんという記者が、荒井さんにインタビューして纏めたもののようだ。記事のタイトルには、
「網目の粗い言葉が多い今「個」をつつむ言葉を探す」とある。難しすぎてよくわからない。まずは、荒井さんの本を読んでみよう。