TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『暗夜行路』の後編を読んでいる

 『暗夜行路』の後編を読んでいる。興味深くなって来た。この本を読んだのは、佐藤正午さんと言う小説家の『小説の読みかき』を読んだからである。佐藤さんは、私よ莉8歳若い長崎の佐世保出身の方だ。北大の文学部を中退して、佐世保に帰って小説を書いていて、随分遅くなってから、直木賞をとった。2017年だから、いまから5年前だ。もう66歳だと言うから、5年前は61歳の時だ。北大の国文化を中退している。私よりも、九歳も若いのだが、中退し佐世保に帰ってずっと小説を書いていたのだろうか。『永遠の1・』ですばる文学賞山田風太郎賞(2015年)、直木賞は『月の満欠け』だ。佐藤さんの本を読んでみたい。
 さて、『暗夜行路』の後編は、時任謙作が京都で結婚して、子供が生まれるが、生後50数日で丹毒でなくなることが書いてある。履歴によると、志賀直哉武者小路実篤の従姉妹の娘と結婚して、長女が生まれるが生後間もなく亡くなった。『暗夜行路』の情景は実体験に基づいているのだろう。小説家は概ね自分のことを書いている。これは、トルストイの『復活」とも同じなのだろう。