TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

和解 志賀直哉 をよみはじた

 和解 を、読み始めた。出だしはこうだ。

 この七月三十一日は昨年生まれて五十六日目に死んだ最初の児の一周忌に当っていた。自分は我孫子から久し振りに上京した。

 なんだ、和解 は私小説なんだ 暗夜行路 で、作者 志賀直哉 の反映である 主人公 時任謙作の 最初の子どもか死んでいる。

 和解 は、志賀直哉の 私小説でもあるわけだ。自分の私生活とその心象を描くのだ。こんなことが、作品として雑誌に掲載されて読まれて、原稿料が貰えるのだ。そういえば、死の棘 の作者も自分の私生活を描いて、小説にして、後世に残っている。島尾敏雄の文学ってなんだ。志賀直哉私小説作家だったのか? この人が 小説の神様 だなんてわからない。

 文学は実学なんだ と書いたのは、詩人の荒川洋司だったかな? この本を読みたい。

 さて、最近の私小説作家といえば、西村賢太さんだった。だった と書いたのは、今年、54歳で急逝された。早世とおもったら、54歳で去った方が身近にいる。中町さんも、茂木さんも、お世話にらなった元さんも54歳で亡くなられた。

 雑誌 文學界 が 特集 西村賢太 私小説になった男 を7月号で掲載している。読んでみたい。

 雑誌 新潮 に、坂本龍一が、新連載を始めた。 ぼくはあと何回満月を見るだろう 第一回 ガンと生きる というものだ。