TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「折々のことば」(鷲田清一さん)の連載ー信田さよ子さんの言葉から

 哲学者の鷲田清一さんが。朝日新聞朝刊で「折々のことば」という連載コラムを書いている。以前、「折々の詩」だったろうか、詩人の大岡 信さんが随分前(30年くらい前か?)に連載していてよく読んでいた。この連載は2冊くらいの本になっていて今でも読むことができる。大岡 信さんの連載が、詩歌に特化していたのに比べると(比べることもなんだが)、鷲田さんの連載は何でもありで、それこそ庶民の言葉を拾ってきたり、時に荒唐無稽のようにも思える言葉もある。でも、読んでいるのは惹かれることがあるからだろう。

 さて、本日は、信田さよ子さんの「言葉」から引いている。信田さんは、30年くらい前から、記憶では訪問看護のようなことを始めた先駆けのひとではなかったろうか?かつて、医学・医療の記者をしていたときに取材の分野に入っていた。最近、臨床心理学会(あとで調べる)の会長に押されて就任したというような記事を読んだことがるような気がする(あとで確認する)。鷲田さんのコラムは短いので全文を引用しておく。

 <悪い変化が起きたときは対応(how)を考える、よい変化が起きたときはその理由(why)を考える(信田さよ子)>

 鷲田さんの解説はこうだ。
「身の回りになにか悪い変化があると、人はふつう、どうしてだろう(why)と原因を考え、良い変化があれば、これをどう維持しようか(how)と考える。逆だと、臨床心理士は言う。悪い変化はそこに引きずり込まれないこと、よい変化は事態を客観的に掴んでいることが重要だからか。『アダルト・チルドレン』(新版)から。」

 信田さよ子アダルト・チルドレン―自己責任の罠を抜けだし、私の人生を取り戻す』(   )という本があるんだ。齋藤 学さんが提唱した「アダルト・チルドレン」という言葉の実践編だろうか?読んでみたい。

 今回は、朝日新聞朝刊(2022年7月7日付)をよんで、記憶と記録のために記述した。このコラムの下に、気になる本の広告がのっていた。

 澤田瞳子『恋ふらむ鳥は』(毎日新聞出版、2200円)。時は7世紀、動乱の飛鳥の世を生き抜いた、万葉の歌人額田王の半生を鮮烈に描く。直木賞作家が放つ傑作歴史長編、と広告にある。額田王と言えば、「野守はみずや君が袖ふる・・・云々」という、なんとか王子との相聞歌を書いた方ではないだろうか?読んでみたい本だな。

 更にさ、『コピーライター式 ホメ出しの技術(宣伝会議)」という本の広告に惹かれた。「ダメ出し」から「ホメ出し」へ、人脈が圧倒的に広がる言葉の選び方と宣伝にある。著者は、澤田智洋さんという方だ。「亭主と子どもは、ほめて育てる」という言葉を聞いたことがる。毎日、あさから、「ダメ出し」されていると亭主もダメになっってくるんだよね。「亭主達者で留守がいい」というのは本当だね。