TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

認知症の新薬は難しそうだなあ―アデュカヌマブはどうなる?

 新型コロナウイルスの第七波が確実になった。東京都では2万人を超え、私の地元の神奈川県でも1万人の新規患者が発生した。何時になったらおさまるのだろうか。累積患者数は1千万人を超えている。ということは、実際はその倍の2千万人以上が罹患しているとの推計もある。だとすれば、日本人の人口が1億2580万とすれば、既に全人口の2割近いひとが感染していることになる。既に、集団免疫ができつつあるのではないか。先日、7月11日に私は第4回目のファイザーワクチンの接種を受けた。合気道の仲間を始め、比較的近い家族にも感染者がでてきた。いまのところ、軽症で済んでいるが、予断は許さない。心して対処していくしかないだろうと思う。

 さて、本日の朝日新聞朝刊(2022年7月20日)には、<認知症の新薬 険しい1年ー承認の米「効果不十分」保険適用せず>の見出しの記事が出ていた。

 アルツハイマー病の新治療薬「アデュカヌマブ」が米国で承認されてから1年が経ったんだという。アデュカヌマブは、米国の大手製薬会社バイオジェンと日本のエーザイが開発したもので、昨年6月に、米食品医薬品局(FDA)が承認した。
 病気の原因とされる脳内にたまる物質(つまり、アミロイドβだろう)を取り除くことを狙ったもので期待されていた。しかし、効果が不十分だとして米国で高齢者向け保険が適用されないことが決まった。保険適用にならないと、自費で治療費を賄うと年間に300万円超かかるんだという。

 こんな具合で米国以外での承認も見通せない。EUで審査を担う欧州医薬品庁(EMA)は、昨年12月、承認すべきでないと判断した。日本の厚生労働省の専門部会は、昨年12月、国内での製造販売について結論を持ち越し、継続審議とした。
 エーザイは日本でも有数の製薬会社だ。エーザイはバイオジェンとの契約変更を3月に発表した。アデュカヌマブへの投資を抑え、次の治療薬候補「レカネマブ」に重点的に投資する方針とのことだ。

 上記の内容は、ニューヨーク=真海喬生さんの署名記事からまとめた。「・・・だという」という表現は、新聞記事からの引用なので、それを情報として信ずるしかない。