TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

ファウチ(Fauchi)さん(大統領首席医療顧問、81歳)が辞任するんだという

 「米感染症専門家要職に半世紀ーファウチ氏辞任」というタイトルの記事が、朝日新聞夕刊(2022年8月23日)に出ていた。ファウチさんの名前は、1980年代に、感染症エイズが出て来た時に、ファウチさんは、米国立保健研究所(NIH)のアレルギー・感染症研究所NIAID)の所長だった。いまから、50年も前のことだから、当時、ファウチさんは30歳だったのだろう。NIHの中には、国立がん研究所(NCI)が有名だ。一昨年、新型コロナウイルス感染拡大が大きな問題になってきた時に、ファウチさんが、まだ医療の第一線で働いていたので驚いた。今回のニュースは、興味深いので新聞記事から、概要を記録しておきたい。

 ファウチさんは、8月22日の辞任声明で、「現職を退くが、引退するわけではない。50年以上にわたって公職に就いてきたが、この分野へのエネルギーと情熱があるうちに、次のキャリアーを追求しようと考えている」と述べているんだと言う。
 ファウチさんは、NIAIDの所長を務めてきたほか、レーガン政権から7代にわたり、民主党共和党の大統領を問わず、助言する立場を堅持してきた。
 バイデン大統領は8月22日、「ファウチ氏に会ったことがある人もない人も含め、彼の仕事は米国人の暮しに影響を与えてきた。公への貢献に深く感謝する」とする声明を出した。(ワシントンの、合田禄記者の記事だ)

 ファウチさんは、すごい人だね。日本で国立がんセンターにせよ、感染症研究所にせよ、50年にわてって所長を務めたひとはいない。競争社会にみえるが米国はあるいみでは安定志向も持っているのかもしれない。ファウチさんは、Scienceにも頻繁に寄稿していたと思う。