TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本2つ『ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み(山崎章郎)、新潮選書』と『医者が「言わない」ことー「病気」は医者が作りだす!(近藤誠、毎日出版)』のこと

 作家の井上光晴さんが、小説の書き方というような啓蒙書をむかし書いており買って読んだことがある。それによると、大学ノートを4冊用意して、4つのテーマを決めてとにかく毎日書くこと、4つは興味をもったこと、その日の出来事、等々である。肝腎の中身は忘れた。とにかく毎日書くことだと言っていた。井上光晴さんは労働者階級からの出身で作家になった。途中で、文学学校のようなものを日本各地で開催していた。そこに集まった文学好き(かぶれというか)の女性たちを次々と夜伽にしていたようだ。女好きの人だった。若い日の瀬戸内寂聴(晴美)さんと愛人関係にあった。井上光晴さんの娘さんの井上荒野さんが小説『あちらにいる鬼』で、父親の光晴と瀬戸内晴美さんと自分の母親の奇妙というような関係を描いている。光晴さんの奥さんは、夫の不倫相手の瀬戸内さんが好ましい人に思えたようだ。
 ということで、今日のテーマは、そんなことではない。私のブログは、毎日、その日の関心を持った出来事や読んだ本について書くのがテーマなのだが、適切なものが見つからないと、本の広告から読んでいない本を「気になる本」として取り上げることにしている。

『がんを悪化させない試み(山崎章郎)』
 一般民衆の病に寄り添ってきた山崎章郎さんが癌になったのだ。『病院で死ぬということ』から30年、緩和ケアの第一人者が大腸がんを宣告された。この本で、山崎さんはなにを書いているのだろうか。山崎さんのことは、既にこのブログでも、1980年代の「大和臨床懇話会」のことで紹介した。
<私が探そうとしている延命治療の核になる考え方は、「がんが存在していても、増殖しなければ、すぐに命にかかわることはない。ゆえに、がんの増殖を抑制できれば、がんとの共存は可能である」ということである。>
 「自ら実験台となり辿りついた、がんとの共存をベースにした新提案とは?」
 広告を見る限り、興味深い内容だ。人はいずれは死ぬのであるから、がんと共に、ウイルスと共に、一定期間、共存して生きるのが筋であろう。

『医者が「言わない」ことー「病気」は医者が作りだす!(近藤誠)』
 近藤さん、「健診・問診前に、必ず読んでください」なんて、「病気」は医者が作りだす!なんて、言うけれど、医学の進歩が人がなかなか死ななくて、病人をたくさん作りだしてきたんですよね。死なないから病気をしながら長生きをするんです。でも、この本、図書館で覗てみようと思う。

 閑話休題、本日、稲城図書館で、『死という最後の未来(石原慎太郎曽野綾子の対談)』(幻冬舎、1500円)を見つけて借りてきた。この本は、2020年6月20日の出版だ。石原さんが体調を崩すまえだろうか?この本を読んだら感想を書く。