TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

本を読みながら考えている—日本語の文章って面白い

 石原慎太郎さんと曽野綾子さんの対談本『死という最後の未来』と高橋源一郎さんの『さよなら、ニッポン』を併行して読んでいる。どちらも面白く考えるきっかけをくれる。

 曽野綾子さんという作家は、もっと神経質なかたかと思ったら、意外とちゃらんぽらんな人とその発言の中で知った。両親が不仲な中で育って、10歳から死について考えていたんだという。石原慎太郎さんは身体のエネルギ―に恵まれた平凡な人だったようだ。左利きで、左手書いてきたようだ。晩年は脳梗塞を患って、それでも復活して書き続けた。田中角栄の一生を描いた『天才』という小説は、病を乗り越えてから書いたものと知った。

 

高橋源一郎さんの『さよなら、ニッポン』は、「14 驚異的な性能のオートフォーカス機能がついていたってあまり意味はない」の章を読んだ。高橋さんは、本当に小説が好きなんだなとよくわかった。ここでは、ハヤマヨシキ、ミシマユキオ、ヤスオカショウタロウ、シマザキトウソン、シガナオヤ、クニキダドッポらがの小説が俎上に上げられている。読んでみると、高橋さんが「ニッポンの小説」を読みこんでいることがよくわかった。

 ところで、本を読みながら、私のブログで書いている<私の「医人」たちの肖像>を、読み返して更新している。本日、高橋さんの上記の本を読みながら、自分の書いたものを読み返してみると文章に味わいが無いのに気がついた。もともと過去の記録と回想録だからとありのままで受け止めるしかないね。