TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

中村健之介さんに死なれてしまった

 齢を重ねるということは、友人、知人、家族、大勢の人に死なれてしまうということだと知ってはいるが淋しさを禁じ得ない。老いるということはそういうことなのだ。「逆縁」という言葉がある。親よりも先にはしなないことがせめてもの親孝行ということになるだろう。69歳で父は逝った。母親は81歳だったと思う。二人ともに、死に目には会えなかった親不孝の息子である。そのことが辛く淋しくもある。

 先日、9月25日に、北大に入学してロシア語を学んだ城田俊先生にお目にかかった。その折りに中村健之介さんのことを話題にしていた。1966年4月から城田先生にロシア語の基礎を学んだ。1年半後の1967年9月に、北大文学部ロシア文学科に進学(移行)した。そこで、初めて中村健之介先生におめにかかった。東大の比較文学科の大学院を出て、北大文学部ロシア文学科に助手として赴任してきたばかりだった。私は20歳、中村さんは27歳だったと思う。城田俊さんは30歳だった。みんな若い時代だった。