TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『年寄りは本気だ』(養老孟司・池田清彦、新潮選書)を読んでいるー人間って勝手に生きていいんだ

 『年寄りは本気だ』(養老孟司池田清彦、新潮選書)を読み継いでいる。養老さんは1937、池田清彦さんは1947年生まれだ。この本は面白い。「よく言うよ」というのが感想だ。勝手なことを喋り、本を書いて売って、金儲けをして飲んで食っているんだ。「文化人ていいね」と言いたい。 
 池田さん、よく言うよね。感心したので引用しおく。

<でも、自分の周りを見ると、勤勉な人が多かったな。昆虫の分類や分子生物学で有名な柴谷篤弘(しばたにあつひろ)先生もそうで、よく僕に「もっと論文を書くように」と勧めてくれた。僕が「英語で書くの、大変なんですよね」といったら、「日本語でいいから」といって、僕が書いた日本語の論文を英語に翻訳してくれてたりした。それをジャーナルに投稿したら、読んだ人から「池田さん、英語、うまくなりまぢたね」とか」いわれて(笑)。>

 池田さん、あんた何者? 私はあなたの書くこと言うことすきだけど、柴谷さんに感謝しているのかといいたいね。

<それは僕がいい加減で何もしないから、周りの人が見るに見かねてサポートしてくれたんだ。それで得をしたことはたくさんある。自分の本にはさんざん他人の悪口を書くけど、陰で人の悪口をは言わないし、面倒くさいから喧嘩もしない。それがよかったのかもしれない。あとは雑文をかいて、本を出して、適当に楽しく生きてきた。>

 池田さん、いい気なもんだね。「適当に楽しくいきてくいた」な書いていないんだ。
 とにもかくにも、この本を面白く読んだ。

<人生は短い、 働いている暇はない>なんて、よく言うよね。アクセク働いてくっている庶民を馬鹿にするんではないよ。ただ、人は楽しんで生きていいんだ。「消費は善である」「浪費が必要」というようなこと、以前、國分さんの本でよんで感心したことがわかった。それと、ロシアの現在がかなり「やばい」感じもする。「はみだし日本論」なんだが、世界論でもあるだろう。私ももう少し、不真面目に余裕をもっていきてみたい。いまからでは遅いか?