TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「知の技法入門」(小林康夫・大澤真幸)を途中まで読んいるので書く

 「知の技法入門」(小林康夫大澤真幸)という本は、若い人向けに作った本なのだろう。先日から読んでいて、Ⅰ 入門編 第1章 「人文書入門」ータイタニック号の乗員のためのブック・ガイド を読んだ。この章の後に、「人文書案内」というのが付いている。人文書というのは、科学書ではなくて語学書ではなくて、「人文書」なんだ。①資本主義の乗り越えについて考える、②人類の歴史を考える、③身体への問い、④自然科学のと尋問科学のインターフェース、⑤20世紀の哲学や人文科学の思考がどう進んだか、という5本柱でまとめある。ここに纏められている本は、小林さんと大澤さんが読んできて血となり肉となったもののようだ。この中では、「身体への問い」の項目の本を読んでみたい。
 第2章は、「読書の技法」入門、というものだ。どのように、お二人が本を読んできたかの技術が書いてあった。この本は、河出書房の編集者の吉田久恭さんが、大澤さんに小林さんと「知の技法」のテーマで対談をしませんかと持ち掛けたんだと書いてあった。若い読者層を前提にしたものなんだろう。読んでみると面白いが、76歳の爺の私には「知の技法」を修得する時間もエネルギーもない。ただ、頭のいい人のいうこと、書くことを読むのは楽しい。この二人は、どういう経歴の人なんだろう。巻末に経歴が書いてあった。
小林康夫
 1950年、東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。1974年東大教学部フランス課科卒。1986年東大教学部助教授。最終的には、東京大学名誉教授。
大澤真幸
 1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。

 

続く。

 頭のいい人が書いた本は面白い。身体論で、「リハビリの夜」が紹介してあった。再読してみる。