TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「アルツハイマ―薬開発 ”標的”は」という記事を」興味深く読んだ

 

「アルツハイマ―薬開発 ”標的”は」という記事を」が朝日新聞朝刊(2023年1月24日)に出ていた。野口憲太、後藤一也、瀬川茂子さんという三人の記者が纏めたものだ。
 これは、エーザイなどが開発して、米国で1月6日に承認されたアルツハイマー病の薬「レカネマブ」のことだ。この薬は、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβを標的とする薬として、2021年に迅速承認された「アデュカヌマブ」に続く新薬2例目だ

アミロイドβ

 アミロイドβは、脳内の神経細胞の外にたまる物質(たんぱく質)なんだ。その正体は,1980年代に判明したんだという。
 それでは、アミロイドって何なんだ。調べてみた。アミロイドは、ある特定の構造をもつ水にとけない繊維状のタンパク質である。器官にアミロイドが異常に蓄積すると、アミロイド症などの神経変性疾患の原因になると言われている。
 合気道の友人のHさんは、全身性アミロイドーシスという病気で入院していた。この病気は、繊維構造をもつたんぱく質であるアミロイドが、全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす一連の疾患群であるんだという。
 ■タウたんぱく■
 神経細胞のなかに蓄積するのが「タウたんぱく」である。タウは神経細胞のかたちを安定に保つ機能などがある。これが異常な状態になると細胞内でかたまりをつくる。異常なタウがすでに多く蓄積していれば、薬でAβを除去できても、アルツハイマ―の症状改善にはつながらないと考える研究者もいる。タウは、細胞内にたまるため、薬が近つきにくい。タウを標的とした薬の開発は難航しているんだという。

アミロイドβ」と「タウ」の違いが分かった。アルツハイマー病の薬の開発は、まだ難しそうだね。