TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝日歌壇と朝日俳壇を読む

 今年の「歌会始めの」題は何だったのだろう?すっかり、新聞もテレビの報道も聞きそびれた。それにしても、い一年の初めが皇室のひとたちが歌を作るという日本の習慣というか伝統はなんと雅やかなものだろうか。他の国にそんな伝統はないだろうと思う。
 さて、今週も歌壇と俳壇を読む。

原発は可能な限り低減と言ひしが今は増設を言ふ(前橋市 荻原葉月)>
<どしどしと踏み込んで行く防護服十一万羽を焼かねばならぬ(水戸市 檜山佳代子)>
<殺処分終えし鶏舎に静けさと白き轍のくきやかにあり(観音寺市 篠原俊則)>
⇦ 佐々木幸綱選

 ショッキングなニュースが多かったけれど、それを歌に読むと入選する。世相歌の定番だが、面白くはないな。

<改札を出てちょっと寄るためのたのしみのなじみの小さき書肆のきえたり(三浦市 秦 孝浩)>⇒ 高野公彦選:

<如何に生き如何に死ぬかの死に方で盛り上がるのが団塊世代筑紫野市 二宮正博)>⇒ 永田和宏選:

<桃色のベスト着せられしぶしぶと冬の小道を歩く老犬(仙台市 小野寺寿子)>⇒ 馬場あき子選

<コメント> なんか、辛い世の中であるな。鳥インフルエンザが蔓延しているんだろうか。今年は、ムクドリヒヨドリがやってこない。赤い実のピラカンサが年を超えても残っている。食べにくる鳥がいないのだ。

窓拭けば目白、四十雀そこに居て我ら生物多様性の友(相模原市 石井裕)>⇒ 高野公彦選:

 石井さんの相模原は、自然も鳥たちも豊かにくらしている。

 次は、俳句を読む。

<人生を彩る俳句山眠る(神戸市 森木道典)>⇒ 選者の大串さんが、「俳句は人生を豊かにする。俳句が生き甲斐という人もいる」とコメントしている。「山眠る」って冬の季語なんだよね。