TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

PFAS(ピーファス)ってなんだ?

 日本の冬の風景がおかしいぞ。椋鳥もヒヨドリも飛んでこない。庭先の南天ピラカンサの赤い実が年を越えて二月になったのにまだなっている。例年なら、年越し前の12月の寒い日に椋鳥が群れを成して飛んできてあっという間に食べつくし糞を辺り構わずにまき散らしていったものだ。それが今年は来ない。鳥インフルエンザの蔓延んで数十万羽の鶏が殺処分になったとのニュースもある。自然界でも野鳥のインフルエンザが蔓延しているのかもしれない・・・。

 「PFAS 国が対策強化へ健康への悪影響指摘」という大きな見出しの記事が朝日新聞朝刊(2023年1月31日)に載っていた。これは、プラスチックごみとは別にして、もしかしたら水俣病なんかと同様の自然汚染ではないのか? 興味を引いたので、概要をまとめておきたい。PFASは、有機フッ素化合物の総称なんだという。生き物に蓄積し、悪影響を与える可能性がある。代表的なペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とペルフルオロオクタン酸(PFOA)などは、2019年までにストックホルム条約会議で製造・使用が原則禁止された、んだという。>

 ところが、米軍基地や工場周辺など各地で、有機フッ素化合物(PFAS)の検出が続いている。PFASは水や油をはじく性質があり、フライパンなどのコーティングから泡消火剤まで、さまざまな用途で使われてきたのんだという。「テフロン加工」ってやつだろうか? しかし、20年ほど前から米国で発がん性の疑いが指摘されるなど海外では規制が厳しくなった。自然界では分解されにくく「永遠の化学物質」と呼ばれる。

 以下、新聞の報道を転記する。

<国内では、代表的な物質のPFOS(ピ―フォス)とPFOA(ピーフォア)について、国が2021年までに製造や使用を原則禁止した。20年に毎日

2リットルの水を飲んでも健康に影響が生じないレベルとして、水質管理の暫定目標値を定めた。現時点では有害性に関する科学的な知見が不十分なため、法的拘束力を伴う規制のもととなる環境基準値ではない。「知見の集積に努めるべき物質」との位置づけだ。>

 ということで、国内でも、暫定目標値を超えるPFOSなどの検出が相次いでいる。

<2021年度は。1133地点を調べ、13お府県81地点の地下水などで暫定目標を超えた。沖縄県では米軍嘉手納基地や普天間飛行場周辺から高濃度のPFOSなどの検出が続いている。神奈川県の米軍横須賀基地の排水処理場で昨年、高濃度のPFOSなどを検出した。東京都多摩地域や、宮城県名取市大阪市大分県でも地下水や井戸水から暫定目標値を超えるPFOS, PFOAが見つかっている。>(関根慎一、鈴木彩子さんの記事より)

<コメント>
 もしかしたら、大変な環境汚染ではないのか? 記憶と記録にしっかりと止めておきたい。第二の水俣病にだってなりかねない。