「第一章 ある日、とつぜん神はやってくる」(『超ナイチンゲール』(栗原康、医学書院、2023年)を読んだ。昨日の夕方に借りてきたばかりだ。超おもしろい。こんな本を医学書院が出せば会社おかしくなるのもあり得るかもしれない。狭間の企画だから出せるのだろう。幻冬舎でも企画が通らないかもしれない。
ナイチンゲールがイギリスの超お金持ち、土地持ち、裕福な家に生まれたことはよくわかった。「カルトじゃねよ、神秘だよ」を読んだがこの辺はわからない。ここまで読んできたら、今日(2024年8月3日)の朝日新聞朝刊の文科欄に「ケアをひらく」の書評が出ていた。以下に紹介しておきたい。これって白石さんの最後の企画だろうか?退職しても継続しちている企画があるのだろうか?
■『あらゆることは今起こる』(柴崎友香、医学書院)■
著者の柴崎さんは2014年に『春の庭』で芥川賞を受賞した作家なんだという。この本を読んでいるのだろうか?
<自分にADHD傾向があるのかも、と思ったのは最近のことだ。そう考えると、子どものころからの大失敗や遅刻癖、父親が昔から失くしたものの達人だったことなどが腑に落ちた。だから作家生活25年に達しかかるベテラン小説家の柴崎さんがADHDの確定診断を受け、当事者として日々の生活を意見を綴った本書を、驚きつつもヒントを求めるように読んだ。>
ADHDってなんだ。英語では、Attennsion deficit hyperactivity disorderで略してADHDとなる。日本語では、注意欠陥多動性障害となる。年齢あるいは発達に比べて注意力が足りない、衝動的で落ち着きがないといった特性があるために日常生活に支障をきたしている状態のことなんだという。
この書評は小澤英実(東京学芸大学准教授・米国文化)という方が書いている。「ケアをひらく」のシリーズ本はもう医学書というよりも思想書、啓蒙書となっている。
「(この本は)自分の身体感覚を基点に、柴崎さんの好奇心が掘り当てた、世界のありように対する問いかけの素が詰まっている。」
んだって。面白そうな本だ。次に読んでみたい。