TomyDaddyのブログ

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「私のC型肝炎物語」第6章:ハーボニーに挑戦―(2) C型肝炎治療受給者証を取得

(2)「私のC型肝炎物語」 第6章:ハーボニーに挑戦― C型肝炎治療受給者証を取得

 

  2015年8月にMSD社の治験によるHCV治療に失敗してⅭ型肝炎ウイルス再燃が明確になってから1年近くが経過していた。

  ■夢の新薬「ハーボニー」■

その頃、新たなインターフェロンフリーC型肝炎治療薬ハーボニーが「夢の新薬」として、その劇的な有効性と共に高額であるがゆえに新聞紙上でも話題を集めていた。ハーボニーは、2015年に私がMSD社の治験に参加していた直後に、保険適用に先んじてなっていた。ハーボニー治療に挑戦したいと、私は思いながら躊躇していた。その理由は、私のⅭ型肝炎ウイルス(HCV)には変異株があるからだった。

  ■MSD治験から1年経過■

  2年前の2014(平成26)年9月に、当時の新薬(ダクラタスビル)に対する耐性変異検査を受けた。これは、第一世代の経口の直接作用型抗ウイルス薬である。アスナプレビルと併用することでC型肝炎の治療が可能になった。しかし、この薬はウイルスの型によって効かないといわれていた。そのための検査を受けたのだ。費用は保険適用外なので、自費で15,810円を支払った。検査会社(SRL)での検査の結果、「L31変異型・Y93野生型」と判明した。そして昨年(2015年)、MSD社の治験薬治療が失敗した後で、新たな変異株「Y93」が発生したのだった。

  ■ハーボニー治療を決断■

  • 2016年7月19日(火曜日):

  本日は東大病院の消化器内科(HCV)と糖尿病代謝内科(DM)の二つの受診日だ。午前6時30分に自転車で京王線若葉台駅に行く。6時37分若葉台発で本郷へ向かう。7時37分頃には本郷三丁目駅に着いた。7時45分頃に東大病院の受付を終了。直ぐに採血に行く。2階のフロアで待機して、9時37分頃にDM内科、10時37分にHCV内科を受診できた。

  本日の受診の折に主治医の浅岡先生との相談で、インターフェロンフリー治療薬ハーボニーに挑戦することにした。高額な薬であるハーボニー治療に際しては国の医療費補助を受けられる。そのための「医療費補助申請書類」を貰ってきた。申請には主治医の「診断書」の添付が必要で、内科受診の後で1階の東大病院医療福祉課で診断書作成の申し込みを行った。診断書は「郵送希望」とし返信用封筒に切手を82円添付して預けてきた。週末の7月23日(土)に診断書が届いた。次回のHCV内科受診日は10月17日に決めたので、早めに医療費補助申請を実行する必要がある。

  ■C型肝炎治療受給者証を取得■

  • 2016年7月25日(月曜日):

  本日は妻Y子の横浜総合病院脳外科の受診日であった。病院の帰路に川崎市麻生区役所に寄り、「肝炎治療受給者証交付申請書」を保険局に提出した。東大から届いた主治医浅岡先生の「診断書」の他に、住民票(300円)と課税証明書(600円)が添付書類として必要だった。それらも取得して書類を無事に提出できた。提出書類は8月末の審査に掛かり、9月8日付の神奈川県知事名の「肝炎治療受給者証」という薄い緑色の用紙が送られてきたのは9月半ばであった。
 証明書は「神奈川県がん・疾病対策課肝疾患担当」が発行したものだ。期間は平成28年10月1日~平成29年1月31日までの3か月間である。この証明書を保険証と一緒に予定治療施設の東大病院窓口に提出することで、月額自己負担限度額が1万円で済む。疾患名は慢性肝炎(C型肝炎ウイルスによる)、治療方法は「レジパスビル/ソホスブビル配合錠による治療」と明示されていた。さらに「肝炎治療自己負担限度額月額管理票」という冊子が同封されていた。これでハーボニー治療への下準備は整った。しかし、私のHCVは既に変異しているのでそのことがネックであった。

  (2018.10.30)

(「私のC型肝炎物語」 第6章: ハーボニーに挑戦―〔2〕 C型肝炎治療受給者証を取得)