TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

浅間山登頂と人見街道!

 多磨霊園の隣に浅間山という小高い丘のような山がある。20年前に縁あってこの墓地に行くようになった。お墓掃除に行くたびにこの山に登ってみたいという連れ合いの希望を叶えることができずにいた。昨日ようやく念願かなって浅間山に登り1時間ほどの散策を楽しんだ。浅間山は多摩の台地が古多摩川などで削られるなかで小高い丘として残ったものだという。堂山、中山、前山と併せて三つの頂を持つ山である。歩いてみると、楢、椚、むらさきしきぶ等の雑木林でおおわれていた。林の下にはムサシノキスゲや山百合等の野草や多くの野鳥、昆虫等が見られるという。来春には是非ともムサシノキスゲを見に来たい。前山の端に富士見百景というスポットがあって丹沢山系を携えるように富士山が見えた。今年は暖冬なので紅葉が遅れていたのは残念ではあったが、都心からこれほど近い貴重な自然の恵みを満喫した。
 浅間山を囲むようにして一方を新小金井街道、反対側を浅間山通りが走っている。浅間山多磨霊園の間の細い道が人見街道という。甲州街道から霊園の正面口に行くには人見街道が便利だが余りに狭いのと蛇行している部分があるのでこれまで通るのを避けていた。前山の尾根上東端に黒い石碑で「人見四郎の墓跡」という碑があった。碑には「ここは鎌倉時代末期から南北朝時代に活躍した武士人見四郎の墓石と伝えられる 平成二年三月 府中市教育委員会」と記されていた。浅間山は人見山ともいわれると言う。浅間山頂上には国土地理院の三角点が設置されていて標高79.6メートルとある。立派な山なのだ。