TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「私のC型肝炎物語」第7章:マヴィレット治療への挑戦―(6)P32の変異株はなくマヴィレット治療に期待高まる

(6) 「私のC型肝炎物語」 第7章: マヴィレット治療への挑戦― P32の変異株はなくマヴィレット治療に期待高まる

 

■聖マリアンナ医大を受診―意見書依頼■

  • 2017年12月21日(木):

起床は7時10分。昨日の午後に東大病院から「紹介状」が届いた。善は急げと聖マリアンナ医大病院へ行くことにした。8時33分のはるひ野駅発で出発して新百合ヶ丘駅へ行く。新百合ヶ丘からバスで聖マリアンナ医大病院まで30分弱を要した。紹介状窓口のメディカルサポートセンターで、9時15分頃に紹介状を渡して診察カードを作成した。9時30分過ぎに消化器内科受付が済んで待機した。診察は11時20分頃であった。医師は松本伸行先生という40歳代後半と見受けられた。当日11時55分に採血した検査結果は以下のようであった。

AST、ALT、γ-GTPは53、44、41であった。HCVジェノタイプ1b、HCV-RNA 5.2であった。紹介状の中身に基づいて問診があった。私はメルク・シャープ・ドーム(MSD)社のインターフェロンフリー薬の治験で失敗している。そために血液サンプルを厚労省研究班(泉並木委員長)の武蔵野日赤病院に送るシステムになっているとのことであった。松本先生は私のC型肝炎病歴を見て、二度目のインターフェロンフリー薬治療を適切と判断して、「意見書を書きます」、と言ってくれた。意見書は診察後に作るとのことだ。「頂けるならお待ちします」と言ったところ、「紹介してくれた東大の浅岡先生宛に送ります」というお返事だった。意見書が貰えれば帰りに保健所による予定でいたが先送りとなってしまった。医療費は37304円だった。再び市営バスを利用して、12時45分頃には新百合ヶ丘駅に戻った。

  • 2018年1月4日(木):

起床は7時30分。朝食後に風呂掃除をしてから10時過ぎには麻生区役所に医療費助成の手続きに行った。住民票と非課税証明書の取得に合計600円かかった。マヴィレット治療の申請は短時間で上手く済んだ。しかし、1月の審査が31日なので結果は2月15日以降に郵送されるとのことだ。次回の東大消化器内科受診は1月23日(火)なので、その日には間に合わないことが判明した。

■積雪の朝に東大病院へ■

  • 2018年1月23日(火):

起床は7時15分。本日は東大病院のダブル受診(DM内科9時45分、HCV内科11時30分)の日だ。昨夜からの雪の影響が交通網にでている。本来は7時7分発に乗るべきだが、遅れて1時間遅れの8時5分発で出発した。新百合ヶ丘で準急綾瀬行きに乗れたので9時35分頃には東大病院に着いた。採血は直ぐに完了したが、DM内科で中待合室に呼ばれたのは10時30分頃であった。10時40分頃にDM内科の診察を受けた。グリコアルブミン(GA)が21.5と高かった。11時少し前にHCV内科から呼ばれた。AST、ALT、γGTPは50、45、40だった。血小板(Plt)は13.1であった。大きな変化はなく横ばいであった。

次回は、DMが3月20日(火)、HCVが2月27日(火)の受診となった。これでマヴィレットの治療は早くても2月末からだ。本郷の百万石の後に開店したレストランで昼食をとる。そのあと、本郷三丁目―国会議事堂―新百合ヶ丘経由で14時過ぎに帰宅した。夜の夕食時には久しぶりにエビス缶ビールを飲んだ。1缶目で酔いを感じた。

■再び聖マリ病院受診―P32に変異なし■

  • 2018年1月25日(木):

起床は6時30分。本日は、聖マリアンンナ医大病院受診の予約日だ。新百合ヶ丘発8時22分のバスで聖マリアンナ大病院には8時35分に着いた。8時45分に内科の受付をして、9時15分には松本医師の面談ができた。12月21日の血液を検査機関(LSI)に出した結果がきていた。その内容は以下のようだ。

HCV NS5A領域アミノ酸配列解析:L31 M, Y93 H、P32であった。HCV NS3領域アミノ酸配列解析では何れも変異なしであった。P32に変異があるとマヴィレットが効きにくいと聞いていたので安堵した。後で知ったことだがハーボニー治療で失敗すると、P32の変異が起こるケースが多いとのことである。したがって私はMSD治験治療でY93学発生してL31,Y93の二重変異株を有しているが、P32の変異は免れていたのだ。

松本先生も「治療が成功するとよいですね」と励ましてくれた。9時20分頃には終了して帰路に着いた。残雪があったので王禅寺の旧宅には寄らずに新百合ヶ丘駅に直行した。麻生警察に寄り更新した運転免許証を取得して帰宅した。

■マヴィレットはどのような薬なのか?■

  • 2018年1月26日(金):

起床は6時50分。雪がまだ残っている。夕方、マヴィレットについてインターネットで調べた。その結果を記録したい。

【アッヴィ社のプレス資料】 ①マヴィレット配合錠(グレカプレビル/ピブレンタスビル)2017年11月27日から発売。 ②肝硬変を有さない直接作用型抗ウイルス薬(DAA)。未治療のジェノタイプ1型及び2型のC型肝炎ウイル患者に対して8週間治療を実現した。 ③DAAによる前治療で治癒していない患者で12週間の治療で94%(n=31/33)のSVR12を達成した。SVRとはウイルス学的著効率の意味だ。上記のプレスリリースを読んで治療への期待が高まった。

厚労省健康局がん・疾病対策課肝炎対策推進室より各都道府県衛星主管部宛(2017年11月22日)】 本年(2017年)9月27日付けで製造販売が承認されたマヴィレット配合錠が、本日2017年11月22日に薬価収載され保険適用となりました。発売は2017年11月27日となっておりますのでご留意ください。下記に用法・用量について記載していますが、ジェノタイプの違いや慢性肝炎・肝硬変の違い、初回治療か再治療かにより、投与週数が8週間あるいは12週間と違いがありますので十分ご留意ください。なお、前治療とはテラプレビル以降の3剤併用療法及びインターフェロンフリー治療を示します。

マヴィレット資料(ミクス2017年11月27日付)】 マヴィレットは2種類の薬の配合錠剤。グレカプビルはNS3/4Aプロテアーゼ阻害薬、ビブレンタスビルはNS5A阻害薬で、C型肝炎ウイルスの複製を阻害してウイルスの増殖を抑える。1回3錠を1日1回、食後に服用する。薬価は1錠2万4210.40円なので1日薬価は7万2631.20となる。これを12週(84日)服薬すると薬禍は610万1020.8円となる。

(2018.12.28)

(「私のC型肝炎物語」 第7章: マヴィレット治療への挑戦―〔6〕 P32の変異株はなくマヴィレット治に期待高まる)