TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

C型肝炎治療と千葉肝臓友の会のこと

 千葉肝臓友の会の機関誌「さわやかさん」第164号(2019年1月14日)が送られてきた。この会には2年前に入会した。インターネットで「Ⅽ型肝炎後治療」で検索すると肝臓病治療の最新情報(http://chiba-kantomo.com)が必ず出てくるこのに7~8年くらい前に気がついた。特に、副会長の篠田省輔さんによる新薬解説が詳しくてかつわかりやすいので新情報が出るとプリントして熟読してチェックして受診に備えた。ハーボニー、マヴィレットのこともこのサイトから情報を得た。篠田さんにはお目にかかったことはないがご自身もC型肝炎を克服された方らしい。
 この号には昨年11月に開催された千葉県松戸・柏・流山他地区公開市民公開講座の公演記録が紹介されていた。講演②「肝臓病を知ろう!~がんにならない健康な肝臓にするために」(講師は柏市立病院消化器内科・酒井英樹医師)を興味深く読んだ。「C型肝炎の治療は希望する殆ど全ての人が日本で現在使用可能な薬で安全に治療を受けられ、殆ど全員が治癒することができるようになりました」と言っている。柏市立病院の消化器内科で2015年6月~2018年10月までにC型肝炎1b型上イルス患者の113人がインターフェロンではない飲み薬で治療している。その97%が治癒しているとのデータを提示している。この報告をみるとC型肝炎は治る病との印象を受ける。しかしたとえウイルスが消えても肝癌のリスクが消えてわけではない。かつ永年にわたって肝炎が持続して線維化した肝臓が回復するには年余の時間がかることも指摘している。