TomyDaddyのブログ

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私の「医人」たちの肖像―(53) 香川靖雄さんと「生化学教育ワークショップ」 ~1986年5月7日(水)

(53)香川靖雄さんと「生化学教育国際ワークショップ」~1986年5月7日(水)

 

   自治医大で開催された「若手生化学者のための研修会」に、1986年5月7日(水)、8(木)の両日、取材に行った。自治医科大学教授(生化学)の香川靖雄さんから招かれたのだ。私以外は、医学生・若手研究者ばかりであった。自治医大という新しい大学の実験室の見学(撮影)もできて、刺激的な経験であった。
■生化学教育国際ワークショップ■
●1986年5月7日(水)、8日(木):

 「生化学教育国際ワークショップ開催」の記事を、当日の取材からまとめて、医学界新聞・第1707号で紹介した。香川さんに執筆いただいた「特別研究員制度の発足と基礎医学教育―生化学教育を中心に」という解説記事を同じ号に併載した。自治医大講師(生化学)の太田成男さん(後に日本医大教授、現名誉教授)と、この折に知り合った。
 この折の伝で、「PCR―原理とその幅広い応用」という解説記事を、数年後に執筆頂いた(医学界新聞・第1886号、1990年)。PCR (Polymerase Chain Reaction)という遺伝子増幅技術の開発と導入は画期的であった。折しも、ヒトの全遺伝子を解明しようというヒトゲノム・プロジェクトが盛んになった頃だ。
 ところで、香川さんは東京の女子栄養大学創立者香川綾さんのご子息だと、後で知った。香川さんは、自治医大を退官の後、女子栄養大学の副学長を務めている。1932年東京生まれとのことだ。ご健在だ。
(2019.4.9)


(私の「医人」たちの肖像―〔53〕香川靖雄さんと「生化学教育ワークショップ」~1986年5月7日)