TomyDaddyのブログ

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私の「医人」たちの肖像―(81)柳田知司さんとシンポジウム「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」~1990年4月10日(火)

(81)柳田知司さんとシンポジウム「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」~1990年4月10日(火)

 

 1990年4月10日(火)。日本薬理学会の取材原稿をまとめた。1990年4月初めに開かれた第63回日本薬理学会総会における、オープニングシンポジウム「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」を取材していた。
■「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」■
●1990年4月10日(火):
 
シンポジウム「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」の司会を、実中研・前臨床研究所長・柳田知司さん、聖マリアンナ医科大学大教授・水島 裕さんの二人が務めていた。柳田さんは3年前に取材したことのある「実中研」の前臨床研究所長であり、水島さんには、座談会「Drug Delivery System(DDS)」でお世話になっていた。旧知なので、司会者のお二人に親しみを持っていた。
 薬理学会という基礎系学会をどのように切り込んで記事にしたのだろうか。バックナンバーが手元にないので詳細はここでは触れられない。私が書いた取材記事をみた柳田さんから声がかかり、「神経精神薬物療法の最近の進歩」という座談会を、同年夏7月7日(土)に開催した。それについては別途触れる。
■柳田知司さんと「柳田知司賞」の創設■
 柳田さんのことを、この機会にインターネットで検索した。日本アルコール・アディクション医学会によって、「柳田知司賞」が、2011(平成23)年に、設置された。その趣旨は以下のようだ。
 「薬物依存研究の世界的な権威者であり、旧ニコチン・薬物依存研究フォーラムの理事長としてご活躍された柳田知司先生のご功績を顕彰するとともに、この領域での若手研究者の育成を目的として創設された。」
 学会事務局は、京都府立医科大学法医学教室内にあるようだ。第1回(2011年)~第8回(2018年)と実績を重ねている。
 柳田さんは、慈恵医大の卒業である。同大学の訃報欄で、2017(平成28)年7月31日に逝去されたことを知った。柳田さんのご冥福をお祈りする。
(2019.4.27)


(私の「医人」たちの肖像―〔81〕柳田知司さんとシンポジウム「前臨床・臨床・社会面から見た新薬の問題点」~1990年4月10日)