TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

水谷 豊脚本・監督「轢き逃げ―最高の最悪の日」を観て!

 人気テレビ番組「相棒」は余り見たことはない。水谷豊と反町のでているテレビとしかの認識はない。ただこれは人気番組のようだ。毎週水曜日に放映されるこの番組を見たいがために合気道の稽古を休むと合気道仲間の一人が言っていた。さて、この水谷さんが脚本・監督をした映画「轢き逃げ―最高の最悪の日」を見て来た。いきなり「轢逃げ」の場面に遭遇してチョット辟易した。何より「ひきにげ」のひきは「轢き」という漢字であるのをみて衝撃を受けた。くるま(車)へんにらく(楽)と書いて「轢き」と表すのだ。ショックだった。齢72歳のG爺の私は車の運転が頗る下手でらる。「轢逃げ」なんて恐ろしい言葉である。この映画の「轢逃げ」の場面設定は余りにも不自然である。映画の冒頭の10分で事故が発生した時に、このような事故は起こり得るかもしれないと思った。そして何んという不幸な事故であることかと衝撃を受けた。この場面で、現実の重み私は衝撃を受け気分がすこし滅入ってきた。ここからが、映画の本骨頂である。「轢逃げ」が偶然の事故ではなくて仕組まれた「轢逃げ」であるという展開はかなり不自然であるが面白い。そんなにうまくいくものではないだろう欲しい。が、高望みだな。仕組まれた「轢逃げ」に若い男の嫉妬心を持ってきた。これが水谷の着眼点だろう。実は現実の人間関係にいおいて思ったよりよくあることだ。子は親も出自も選べない。それでも人は健気に生きてゆく。それが現実の人の姿だ。俳優として評価されテレビの世界で一時代の場所を得た水谷豊はこの映画で何を訴えようとしたのだろうか? 不条理か? ビート・タケシ(北野 武)さんはかなり前から、最近では斎藤 工(サイトウ・タクミ)さんも自分の映画を撮って発表した。俳優は誰しも撮られるのではなく映画を撮ることを夢みるのかもしれない。映画「轢逃げ」はそれなりに考えさせる良い映画であった。映画の中身はこれから観る人のためにあえて触れなかった。映画っていいですね!