TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

私の糖尿病と日本医学ジャーナリスト協会6月例会

「私の糖尿病物語」― (1) 日本医学ジャーナリスト協会6月例会: 岩岡秀明さんの講演「エビデンスに基づく糖尿病診療のポイント―日米の比較も含めて」を聞く

 

  • 日本 医学ジャーナリスト協会6月(2019年)例会に参加

夕刻の19時~開始の日本 医学ジャーナリスト協会6月(2019年)例会に参加した。会場は千代田区日比谷の日本プレスセンターホールであった。早めについて千代田線霞が関駅のC4出口から外に出て、霞が関・日比谷・内幸町から新橋まで散歩を楽しんだ。新橋駅地下の大戸屋で夕食を楽しんだ。野菜炒め定食に小さいビールを付けた。そのあと上記の例会に参加した。本日のテーマは、「エビデンスに基づく糖尿病診療のポイント―日米の比較も含めて」。講師は岩岡秀明(船橋市立医療センター代謝内科)さんであった。

■私の糖尿病履歴■

私は2003年(56歳時)頃に出版健保組合の定期検診で糖尿病の疑いを指摘された。翌、2004年頃の定期診断で高血糖から糖尿病の疑いを再び指摘された。その頃は仕事が超多忙に加えて職場で責任ある立場(役員)になりストレスが大きかった。加えて勤務が深夜に及び一日に4回食事をしたりした。おまけに帰宅時も深夜となり疲れてもいるのでたった1000メートルの距離もタクシー(740円)を利用した。ストレス、過食、運動不足が重なった。これが糖尿病の原因であろう。加えてC型肝炎も持っていたので、それも糖尿病の発症に影響していたかもしれない。その頃C型肝炎のフォローでかかっていた東大・消化器内科の小俣教授に相談した。「糖尿病内科を受診してください」と言われて東大の糖尿病代謝内科を受診した。その時に主治医に偶然なって貰ったのが大杉満先生であった。最初の受診から半年くらいは運動療法と食事療法で経過を見ていた。しかし受診時の血糖値が150を超えていた。服薬を奨められて暫く(4カ月くらい)は様子をみていたが服薬を開始した。血圧も高いことが多かったので、グリミクロン20㎎(血糖降下のため)とブロプレス(降圧薬)の処方を受けた。2005年頃のことである。その頃から14年くらいが経過した。今も同じ薬を飲み続けている。その頃HbA1Cが7.0くらいだった。主治医の大杉満先生が、「富永さんは貧血がるのでHbA1Cが低くでるからグリコアルブミン(GA)の数値でみましょう」と言われた。その頃からGAで管理してきた。GAは高い時で22位、低い時は18.5であった。つい最近(2019年6月4日)は、GA19.2であった。これだとa1Cでは3分の一で換算するので6.4となる。今年の4月からの主治医の先生は、「今後はHbA1Cで管理しましょう」と言われた。貧血症状も今はないとのことだ。私は2005年頃からグリミクロン20mgとブロプレスをおよそ14年間のみ続けている.このような状況なので本日の講演テーマ「エビデンスに基づく糖尿病診療のポイント―日米比較を含めて」を聞くのが楽しみで参加した。

■「エビデンスに基づく糖尿病診療のポイント―日米の比較も含めて」より■

岩岡秀明(船橋市立医療センター代謝内科)さんの概要はおおむね以下のようだ。糖尿病の治療の目標は、①健康な人と変らない日常生活の質(QOL)の維持、健康な人と変わらない寿命の確保である。私の理解だと私も含まれる2型糖尿病だと血糖が高くなると色々な障害が起きてくる。①糖尿病性小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)、②動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症)等が起きる。③認知症うつ病歯周病のリスクも高まる。悪いことばかりである。SU薬の1つであるグリミクロン低血糖のリスクがあるとのことだ。つまり、食後の高血糖を防いでくれるが、ともすると低血糖(低くなりすぎる)が起こるらしい。最近の受診の結果では、グリコアルブミン(GA)18~23位である。これは概ね、HbA1Cでは6~7.5くらいとなる。私の年齢(72歳)では血糖値が7未満で維持されていれば良いようだ。ところで、糖尿病の治療薬は、インクレチン関連薬(DDP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)が登場した2008年頃からから大きく変ってきたようだ。岩岡さんは、2型糖尿病高血糖管理として次のようなアルゴリズムを示した。〔基本〕生活療法(食事・運動療法、禁煙、節酒)。〔薬物療法〕第一選択はメトホルミン、第2選択は、メトホルミンが禁忌の時はDDP-4阻害薬、心血管病がハイリスクの場合はSGLT2阻害薬となる。3剤目の併用薬の候補はα-GIとなる。4剤目の併用薬の候補は、少量のSU薬(グリミクロン20mgまたはアマリ―ル)、GLP-1受容体作動薬、インスリン療法となる。これでみると、私の薬グリミクロン20mgは第一選択ではない。しかし、この薬で15年を経過してきたことは良かったのだろう。

(2019.6.18)

(「私の糖尿病物語」―〔1〕岩岡秀明さんの講演「エビデンスに基づく糖尿病診療のポイント―日米の比較も含めて」を聞く)