TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「先憂後楽」と義母Hさんのこと!

 2015年6月27日(土曜日)はかなり暑い日だった。2019年6月27日(木曜日)の今日は曇り日だった。あの日からちょうど四年の歳月が過ぎ去った。そう、今日は義母Hさんの命日なのだ。この機会にHさんと尾崎咢堂さんに触れる。Hさんは大正11年生まれだ。三重県尾鷲市の医師の末娘に生まれた。聞いた話によると600グラムくらいの早産で生まれ、代償として母親は亡くなった。たまたま近隣で出産直後の女性がおり、乳母となり母乳で育ててくれたらしい。そのHさんは20歳頃に名古屋の金城女子大学を中退して東京の自由学園にと新たに転入学した。そこで尾崎咢堂の孫娘の菊子さんと親しくお付き合いをしたらしい。尾崎咢堂さんも孫娘の友人のHさんを可愛がってくれたのことだ。そしてHさんが結婚するときに一枚の「書額」を下さった。この書額は遺品として私たちの手元に残った。「先憂後楽(自由学人)」というものである。意味するところは、苦労は先に買ってでもやり楽しみは後にしなさい、ということだろうか?「以て瞑すべし」である。この「書額」を咢堂記念館(相模原市)に寄贈すべく準備している。H子さんの命日に想い出の記を書いた。